レクサス、北米で新型「GS」シリーズを世界初公開

次世代レクサスの先駆モデルとしての位置付け

レクサスは8月19日(現地時間8月18日)、米国ペブルビーチ(カリフォルニア州)で開催された「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」会場で、2012年モデルの新型「LEXUS GS350」をワールドプレミアとして発表した。

レクサス GSシリーズは、この次期型2012年モデルで4代目となる。レクサスでは、この新型GSを次世代レクサスの先駆モデルと位置付け、今後のレクサス車の方向性を象徴するクルマとして開発した。

新型「LEXUS GS350」[北米仕様]新型「LEXUS GS350」[北米仕様]新型「LEXUS GS350」[北米仕様] インテリア新型「LEXUS GS350」[北米仕様] フロントシート新型「LEXUS GS350」[北米仕様] リアシート

今後のレクサスデザインを示唆する「スピンドルグリル」

"GS"の語源「Grand Touring Sedan」(グランド・ツーリング・セダン)としての基本要件である“大人4人が高速で快適に長時間移動できる空間”を実現。

これに、レクサスの考える提供価値“所有する喜び”、“操る楽しさ”、“感性に響くラグジュアリー性”を、基本性能の飛躍的進化と先進技術の採用をもって、次世代レクサスとして昇華・凝縮させたモデルだとレクサスでは説明する。

今後のレクサス車の方向性を象徴するクルマとして、特にデザイン面でも今後を示唆するスタイルを取り入れた。それが「スピンドルグリル」の採用だ。

逆台形のアッパーグリルとブレーキ冷却ダクトを取り込んだハの字に開いたロアグリルを機能的に組み合わせ、一体化させた。

 これまでもプレミアムコンパクト「CT 200h」などにその予兆が観られたグリル形状だが、さらに進化を遂げた格好だ。今後登場するであろうレクサス車にも継承されていく"顔"だと思われる。

レクサスの走りの進化、さらに新境地へ!

また、近年のレクサス車が特に力を入れる走りについても、LFA、CT200hから続くレクサスの大きな進化の第3弾として、新境地を切り開く“切れの良さ”と“鋭さ”を備え、次世代レクサスの中核を担うセダンとしての走りを象徴する安心感と楽しさを実現したというから楽しみだ。

搭載されるエンジンは3.5リッター V6 直噴D4-Sエンジン「2GR-FSE」。エンジン最高出力は228kW[306hp]/rpm/6400rpm、エンジン最大トルク 375N・m[277lb・ft]/4800rpm)を発生させ、クラス最高レベルの性能を誇る。今回発表はなかったが、環境性能の向上についても期待が高まる。

なお、現行型から設定されているハイブリッドモデルについては、今後追って発表される模様。

いっぽうで現行モデルに存在するV8モデルの今後については明らかにされなかった。

さて、新型レクサスGS350の走りを支えるプラットフォームは一新され、サスペンションについても新開発を実施した。走る・曲がる・止まるという走りの基本性能を飛躍的に進化させ、優れたコーナリングパフォーマンスなどによる楽しさと快適かつ硬質な乗り心地を両立させた。

走りの面ではさらに、「ECO」「SPORT S」、「SPORT S+」の3モードの走りが選択出来るドライブモードセレクトを採用した点にも注目したい。ドライバーの嗜好や様々なシーンに応じて、意のままに車を走らせる楽しみを広げる。

中でも「SPORT S+」モードでは、「SPORT S」モードで行うパワートレーン制御に加え、シャシー制御システムと協調し、ステアリング操舵特性に応じた車両応答の制御までコントロールする凝った内容となっている。

世界初12.3インチの大型ディスプレイを採用

またインテリアにおいても、GSの優れた走りを支えるべく手が加えられた点にも注目したい。

具体的には、ドライビングポジション及びシート性能の見直しにより、運転操作性を向上。正確かつ疲れにくい運転姿勢の維持に貢献する。

さらに後席スペースや装備、シート性能に対しても快適性をさらに追求。全ての乗員に対するおもてなしを実現させた。

プラットフォーム一新の影響は走りにとどまらず、後部サスペンションタワーの室内への張出しを削減するとともに、荷室上部の開口面積を拡大。クラストップの広い荷室空間と優れた積載性を実現させた。

いっぽうインパネ周りでは、世界初採用となる12.3インチの大型ディスプレイが目をひく。

またレクサス車では初採用となるアナログクロックは「お客様がレクサスとの上質で有意義な“時”を刻む」という意味が込められているという。

レクサスの新しいGS350、日本での発売は2012年初頭を予定する。今後ハイブリッドモデルや、スポーツ仕様の“F SPORT”についても順次発表されていく模様だ。

■【LEXUS 新型 GS 350(米国仕様)主要諸元】

全長4,850 x 全幅1,840 x 全高1,455(mm)/ホイールベース 2,850mm//エンジンタイプ 3.5リッター V型6気筒エンジン/エンジン最高出力 228kW[306hp]/rpm/6400rpm/エンジン最大トルク 375N・m[277lb・ft]/4800rpm)/トランスミッション 6 Super ECT[6速AT]/駆動方式 2WD(FR)・AWD

※画像をクリックすると、さらにレクサス 新型 GS350 2012年モデルの画像集に飛びます。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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