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自動車ニュース 2010/9/14 15:52

MINI、電気自動車MINI Eの路上走行を実施

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MINI E

ミュンヘンにおいて今後10ヵ月の間、電気駆動モデルMINI Eの路上走行が40人のテスト・ドライバーの協力を得ながら実施される。40台のMINI E車両は、オデオンス・プラッツで行われた式典において、クリスチャン・ウーデ市長の列席のもと、当選を勝ち取ったテスト・ユーザーたちに委ねられた。また、地元バイエルン赤十字は、高齢者に対する移動介護サービス提供を目的に、この新しい電気自動車10台を保有車両として追加した。さらに、ミュンヘン市公営事業部(SWM)およびSiemensにも数台の車両が引き渡された。

車両の引き渡しと共に、BMW Group、Siemens、SWMの3企業による共同事業は実質的な活動段階に入る。ミュンヘンを本拠とするこれら3社は、電気自動車モデル地域における共同体であり、電気自動車の実証を通して、住民、通勤・通学者、企業保有車両ドライバーたちが日常的に置かれている交通状況について、より多くの情報収集を試みる。ドイツ連邦交通建設都市開発省(BMVBS)の電気自動車モデル地域プログラムにより、ドイツは電気自動車の主要市場に発展しようとしている。そのため、BMVBSは2011年までに8つのモデル地域に合計1億3000万ユーロを投入予定である。電気自動車モデル地域プログラムの調整は、水素・燃料電池機構(NOW GmbH)が行う。ミュンヘンにおける引き渡しに際して、アンドレアス・ショイアー政務次官は次のように述べた。

「本日、革新技術が路上に姿を見せます。この試験走行により、私たちは日常の現実的な条件のもとで電気自動車をテストすることになります。これにより、電気自動車はもはや単なる未来のビジョンではない、ということが明らかになるでしょう。」

2010年3月より、Siemens、SWM、BMW Groupは、電気自動車の試験および充電設備の建設にあたり、「共にミュンヘンのために」という標語を掲げ、このプロジェクトに着手した。将来的には急速充電機能も備える新世代の充電スタンドのため、Siemensは技術、SWMは回生電流を提供する。BMW Groupが提供するのは、電気モーターを装備した40台のMINI Eである。このフィールド・テストは、モデル地域であるミュンヘンの初のプロジェクトとして、連邦政府から支援されている。さらに2011年には、このプロジェクトにおいてBMW GroupとSiemensが共同で、電気自動車の直流急速充電の方法調査研究にあたる。この技術開発により、将来的には、数百kmを超える長距離走行も可能な電気自動車の誕生も期待される。

160年以上の歴史を有する、世界的なテクノロジー・コンツェルンであるSiemensから提供される電気工学分野の経験と、およそ100年の間に培われてきたBMWの先駆的な自動車技術が出合い、電動モビリティ技術が形をなす。この試みについてSiemens AGのCEO、ペーター・レッシャー氏は次のように語っている。「私たちは集中的かつ全面的にこの課題に取り組んでいます。また、エネルギーと産業の分野および主要研究におけるチームの成果が、電動モビリティのプロセスチェーン全体をカバーしています。」

このノウハウは新たな展望を開くもので、この共同企業体は電気自動車の急速充電に関して新基準を打ち立てようとしている。急速充電システムの開発によって、充電時間が格段に短縮された場合、電気自動車は新たなユーザー・グループにとっても魅力的な選択肢となり、適用範囲もますます広がることが予想される。

BMW Groupにとって、ミュンヘンにおける電気自動車のフィールド・テストはすでに2度目となる。BMW Groupは、2009年以降、世界中で600台以上の電気自動車の試験走行を行っており、試験車両を最も多く保有する企業の1つである。これまでにMINI Eは、合計約1千万キロメートルの公道を走行している。今回、ミュンヘンにおける走行試験で得られる経験は、今後のメガシティ・ビークル(Megacity Vehicle)の開発に直接的に活用、反映される。この車両は2015年にBMWのサブブランドの1つとして市場に導入される予定である。

「電気自動車は、私たちの共同事業の中核です。共同事業の成果は、将来的に重要視されるこの技術において、ドイツが世界のリーダーとなるチャンスを拡大するのです。」と、BMW AGのドレーガー開発担当取締役は、この共同事業の意義を強調し、「MINI Eのドライバーは、自分がモビリティの先駆者だと実感するに違いありません。」と述べている。

SWMは近距離の公共交通において115年に及ぶ電動モビリティの経験を持ち、現在はパーソナル・モビリティにも携わっている。「公共の充電設備の拡充は、ミュンヘンにおける電気自動車の普及に大きく貢献するでしょう。」とSWM最高経営責任者クルト・ミュールホイザー氏は語る。「SWMの充電スタンドは、テスト・ユーザーに、自分がいつも使用する充電ステーションから離れても車両の充電はできるという安心感を与えます。私たちは、環境に優しい電気自動車に乗り換えたいと考えているすべての人に対して、確実な設備が利用可能になることを目指しています。」

設置場所の選定に際し、SWMはできる限りテスト・ユーザーの要望に応えた。市街の30箇所に設置されるSWMの充電スタンドに関して、ユーザーたちは誰でも利用ができる。主な設置場所である、道路や駐車場の脇などに加えて、地下駐車場やパーク・アンド・ライド施設、また会社の敷地内にも設置予定だ。これらは今後数週間のうちに設置され、電源に接続される。

現在、SWMのサイト(www.swm.de)には設備拡充に関する情報が掲載されている。さらに今後の目標について、ミュールホイザー氏は、次のようにコメントしている。

「SWMの充電ステーションすべてにグリーン電力が供給されます。これにより完全にCO2フリーの走行が保証されます。ミュンヘンの電動モビリティは、SWM による再生可能エネルギーの積極的な拡大によって支えられます。私たちは2025年までに、ミュンヘンで消費されるグリーン電力と同量の電力を独自の施設内で生成するつもりです。結果的に、私たちは電動モビリティによる将来的な需要もカバーします。」

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