アストンマーティン、ラピードの生産を開始
アストンマーティンは、4ドアスポーツ「ラピード」の第一号車をアストンマーティンラピードプラント(AMRP)から出荷。34カ国の125のアストンマーティンショールームに向けて、まもなくデリバリーが開始される。
2006年のデトロイトモーターショーで初公開されたラピードは、フォード・モーター・カンパニーによるアストンマーティン売却後の2007年中盤に開催された新しい株主総会で、すぐにその開発プログラムが承認された。アストンマーティンのデザインおよびエンジニアリングチームは、わずか2年余りの短期間で全く新しいモデルを完成させた。
ラピードの生産準備と並行して、アストンマーティンとその提携企業であるMagna Steyr社は、ウォリックシャー州ゲイドンにあるアストンマーティン本社で生産されるモデルと同レベルの品質を確保するためにラピード専用の最新の生産設備を整えた。この工場は、最新テクノロジーと伝統のクラフトマンシップが融合された生産工場となっている。
ラピードは、接着アルミニウムボディフレームの準備段階から6段階にわたって綿密に行われる9層塗装にいたるまで、その優れた生産工程によってアストンマーティンが誇るクラス最高レベルの品質で仕上げられる。熟練された職人による最高品質の10ステッチ縫製レザーはラピードの卓越した内装に貢献しており、AMRPはまさに最高級を中心に担う工場といえる。
2009年9月のフランクフルトモーターショーで公開された生産モデルは世界中で高く評価されており、ラピードはアストンマーティンの価値と比類なきパフォーマンスが融合した4ドアスポーツカーで、最高のクラフトマンシップと独自のエレガントなデザインを備えたモデルであり、4人の大人が乗車することができる空間と全てのアストンマーティンが備えているドライバーズカーとしての走りを楽しみことができる。301リッターの容量を誇るラゲッジコンパートメントは、大人4人の荷物を収納できる広さを備えており、ユーザーは季節や場所を問わずあらゆるシーンでラピードの真価を楽しみことができる。
ラピードには、最高出力350kW(477PS)/6000rpm、最大トルク600Nm/5000prmを発生する手組みによる6.0リッターV型12気筒エンジンが搭載される。専用チューンが施されたタッチトロニック2、6速オートマチックトランスミッションが標準装備され、変速をオートマチックで行うことができるほか、ステアリングコラムにあるマグネシウム製のシフトパドルでマニュアル操作をすることもできる。
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