GMとペンスキーがサターン買収契約の概要確認

13,000以上の雇用およびブランド・販売店網を継承

GMとペンスキー・オートモーティブ・グループは、ペンスキ-が「サターン」ブランドを買収するとして提案されている取引の詳細を確認した。取引が完成すれば、350店以上の販売店および、サターンとその北米の販売店が保有する1万3,000件以上の雇用が維持されることになる。

この提案中の取引は、GMが今年初めに米政府に提出した事業再編計画の中で概略を示していた提案のひとつである。覚書の条件によると、ペンスキーはサターンのブランドおよびサターンの一部の資産に対して権利を獲得する。GMは契約ベースで、サターンの「オーラ」「ヴュー」「アウトルック」の生産を継続して行うことになる。

サターンのゼネラルマネージャーであるジル・ラジェックは、「これはサターンとペンスキーという二つの象徴的なチームの組み合わせである。GMはサターンを創造するという先見の明を持っていた。今はその将来の成功を望んでいる」と述べた。

ロジャー・ペンスキーは、「サターンは情熱的な顧客ベースと傑出したディーラーネットワークを持っている。ここ20年近く、サターンは顧客権利に対する待遇に重点を置いてきた。我々はその哲学を共有し、そのような強みを一層強化していきたい」と述べた。

サターンは1990年に車の販売を開始し、既に400万台以上を販売した。米R.L.Polk社のデータによれば、そのうち80%以上の車両がまだ稼働している。非ラグジュラリー系ブランドの中で、サターンは常に、顧客満足度調査において、業界上位にランクインしている。

ラジェックは、「販売店やオーナーの皆様からは、サターンブランドの継続を求める意見の高まりがあった。サターンの将来を確保しようと活動してきた中で、我々には彼らのそのような声がはっきりと聞こえ、励みになった」と話した。

この取引は今年の第三四半期中に成立すると見られ、通例の取引実行条件および規制機関の承認を受けなければならない。本合意の金銭的な条件については現時点では開示されない。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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