【F1 ドイツGP】バトン8位、12位のアロンソ「全体を通して速さがない」/ホンダレースレポート
F1 第12戦 ドイツGPの決勝レースが7月31日、ホッケンハイムリンクで行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンが4連勝を飾り、今季6勝目を挙げた。2位はレッドブルのダニエル・リカルド、3位には同チームのマックス・フェルスタッペンが入った。
マクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンが8位、フェルナンド・アロンソは12位だった。
ホンダレポート
マクラーレン・ホンダは、F1の夏休み前に行われたドイツGPにおいて、8位という励みになる結果を出した。チームがレースで入賞したのは、今季7度目のこと。
バトンもアロンソも、ほぼトップ10圏内で落ち着いたレースを常に展開。ただ、レース終盤でバトンがチャンスを生かし、残り2周の時点で9番手から8番手にポジションを上げたのに対し、アロンソはチェッカーフラッグを受ける際に10番手から12番手へとポジションを下げる結果となった。
今日のパフォーマンスは、チーム全員が週末を通して努力したおかげである。フリー走行では難しいセッションを2日間強いられたものの、決勝ではマシンのパッケージがうまくまとまり、マクラーレン・ホンダのスピードが改善していることを裏付ける形となった。
フェルナンド・アロンソ
◇スタート:13番手
◇レース結果:12位
コメント:「今日は非常に厳しいレースでした。今のところ、今シーズンで最も厳しいレースの1つかもしれません。特にレース終盤では、タイヤが摩耗し、燃料をたくさんセーブしなければなりませんでした。今回は、現地入りする前から難しい週末になることは分かっていました。最終的に、レース終盤で10番手のポジションを失ったため、期待していた最後の1ポイントを獲得することができませんでした。ただ、我々にはレース全体を通して速さがありませんでした。(次の)ベルギーGPに向けて準備することが、今の最優先課題です。夏休みが明けたころに、さらに強くなって戻ってこられることを願っています。」
ジェンソン・バトン
◇スタート:12番手
◇レース結果:8位
コメント:「好スタートを切り、そこでかなりのポジションを上げました。その後は、思っていたよりも速いスピードで摩耗するタイヤを、いかにセーブしながら走るかということが課題でした。特に最後の10周は、燃料もかなりセーブする必要がありました。実際、レース終盤にはコースから外れてしまいました。これは、あまりにも燃料をセーブし過ぎて、ブレーキを踏んだ際に、ブレーキが冷え切っていたからです。急ブレーキをかけたわけではないのに、ブレーキが効かなかったのです。レース終了前に、摩耗したタイヤに悩まされていたバルテル・ボッタス選手(Williams)をオーバーテイクすることに成功しました。Williamsの両マシンに勝ったことには満足していますが、今日は8位が我々の狙える最上位のポジションでした。前方のマシンからは20秒遅れでしたし、上位陣に追いつくにはまだかなりの改善が必要です。それでも、我々はいい進化を遂げました。レースでは常にポイント圏内で競い合っていますし、今年、チームはすばらしい仕事をしていて、ほぼ毎戦なにか新しいものを投入しています。チーム全員の努力に感謝するとともに、『よくやった』と言わせて下さい。夏休み明けに戻ってきて、レースをするのを楽しみにしています。ただ、今は休暇を楽しみにしています!」
リザルト
(1)#44 L.ハミルトン/メルセデス
(2)#3 D.リカルド/レッドブル
(3)#33 M.フェルスタッペン/レッドブル
(4)#6 N.ロズベルグ/メルセデス
(5)#5 S.ベッテル/フェラーリ
(6)#7 K.ライコネン/フェラーリ
(7)#27 N.ヒュルケンベルグ/フォースインディア
(8)#22 J.バトン/マクラーレン・ホンダ
(9)#77 V.ボッタス/ウイリアムズ
(10)#11 S.ペレス/フォースインディア
(11)#21 E.グティエレス/ハース
(12)#14 F.アロンソ/マクラーレン・ホンダ
(13)#8 R.グロージャン/ハース
(14)#55 C.サインツJr./トロロッソ
(15)#26 D.クビアト/トロロッソ
(16)#20 K.マグヌッセン/ルノー
(17)#94 P.ウェーレイン/マノー
(18)#9 M.エリクソン/ザウバー
(19)#30 J.パーマー/ルノー
(20)#88 R.ハリアント/マノー
(-)#12 F.ナスル/ザウバー
(-)#19 F.マッサ/ウイリアムズ
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