ミニ クーパーS クラブマン 海外試乗レポート(1/3)

  • 筆者: 河村 康彦
  • カメラマン:ビー・エム・ダブリュー株式会社
ミニ クーパーS クラブマン 海外試乗レポート
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BMW&PSA共同エンジン搭載のミニのニュー・モデル登場

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最小のサイズで最大の室内空間。そんな理詰めのパッケージングが後に機能美として賞賛され、1950年代末の発売以来40年以上に渡って発売されてきた“クラシック・ミニ”。

一方、英国自動車産業の歴史の一端を表すそうしたモデルのエクステリア/インテリア・デザインを“アイコン”として採り入れ、かのドイツBMW社のプロデュースによって現代に生まれ変わったのが、今も販売が続く“ニュー・ミニ”だ。

現在発売されているモデルは昨年フルモデルチェンジが行われた“ニュー”としては2代目となるモデル。しかし、そんな2代目モデルに先代モデルが採用の基本デザインを変える意思が無かった事は、実車のルックスと共に「モデルチェンジの最大の目的は歩行者保護性能のアップとBMW製エンジンの搭載」と語る開発エンジニアの声もが証明をしている。

ちなみに、初代のニュー・ミニが搭載をしていたエンジンは、ダイムラー社と“結婚”をする以前の米国クライスラー社との共同開発によるもの。一方で、現行モデルが搭載するのは「フランスPSAグループとパートナーを組んだ」と報じられる、やはり共同開発によるユニットだ。BMWがいずれも単独開発の道を選択しなかったのは、プレミアム・ブランドを目指しつつも価格訴求力も重要となるコンパクトカー・クラスゆえの出来事と想像が付く。

もっとも、新型に搭載されるのは開発作業そのものはBMWが100%担当したユニットで、PSAグループの担当はパーツの購買などに限定されるもの。

いずれにしても、PSA=プジョー/シトロエン車にも搭載する事で大きな量販効果が生まれ、それによって直噴や可変バルブタイミング&リフト機構など、通常このクラス(1.4~1.6L)では採用が難しい「贅沢なメカニズム」が採用可能となったのは、グッドニュースと言えるだろう。

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河村 康彦
筆者河村 康彦

1960年東京生まれ。工学院大学機械工学科卒。モーターファン(三栄書房)の編集者を経て、1985年よりフリーランスのモータージャーナリストとして活動を開始し、現在に至る。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー選考委員 などを歴任。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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