メルセデス・ベンツ E250カブリオレ 試乗レポート/今井優杏(2/3)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:和田清志
3つのドライブモードより選択可能
試乗を初めてすぐに感じるのは、やはり非力感など微塵も感じさせないメルセデス・ベンツ自慢のパワフルなエコエンジンだ。
同社ではすでにこの2リッター直4直噴エンジンは熟成され、直噴技術は第3世代に突入している。組み合わされるのもお馴染の電子制御式7速AT、7G-TORONIC PLUS。フィールが悪いわけはない。充分にパワフルでトルクもあり、一般道では不足を微塵も感じない。
ただし、7G-TORONIC PLUSは『E(エコ)』『S(スポーツ)』『M(マニュアル)』というドライブモードが選択出来るのだが、『E』を選んだ時には、近年のメルセデス・ベンツのエコエンジンに倣ってかなり燃費重視になっている。積極的に高いギアに入るように制御され、しかもローギアではスロットル開度に対して燃料の噴射量を少なくしている=エンジンが吹けないようになっているため、慣れるまでは独特のスカスカしたもたつきが気になるが、このボディサイズをして中速~高速に入った時のストレスフリーな加速に対しての燃費のよさを総合して考えれば悪くない。
どうしてももっとガツンガツン攻めたいなら、言うまでもなく『S』モードで走ればよいのだ。低いギアでトルクに溢れる加速が楽しめる。
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