メルセデス・ベンツ E250カブリオレ 試乗レポート/今井優杏(3/3)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:和田清志
オプションンの「コンフォートパッケージ」は是非ともつけて欲しい!
とはいえこんな重箱の隅をつつくように得た感触は、ひとたび屋根を開けてしまえば、最高の解放感とともにパァ~ッと霧散しちゃうんである。
Eクラスファミリーだからこその贅沢なカブリオレ専用装備が、雪がちらつきそうな真冬の海岸線ドライブだって、ホットなデートスポットに変えてくれるのだ。
最近は男子にも増えていると言う冷え症だが、これはエアスカーフが解決してくれる。残念ながらオプション設定になってしまうのだが、E250カブリオレには「コンフォートパッケージ」というものがあり、もしあなたがE250カブリオレを選ぶなら、絶対あと15万円支払ってでも付けてほしいオプションだ。
シートバックに内蔵された超小型セラミックヒーターがヘッドレストから温風を吹き出してくれるというもので、この威力はなかなかに凄い。また、同じくシートヒーターもなかなかに強力なので、真冬の高速道路でさえも快適にオープンを楽しめる。
逆に言うと一般道では威力が強すぎるほど!もちろん強弱の調節は出来るので、是非冬の澄んだ空気を楽しんでもらいたい。
このコンフォートパッケージを選べば、さらにエアキャップというものも含まれるのだが、これもオープン時の快適性を上げてくれる優れものだ。
40km/hを超えると自動的に作動し、フロントウインドウ上部のディフレクターが跳ね上がり、室内への空気の巻き込みを軽減してくれるというもの。乗員はなんの意識をしないでいても勝手に作動してくれる。
正直に言う。
運転中、頭頂部に風を感じることはあっても、髪が乱れていやんなっちゃう、ってことは皆無だった。しかし、意外な盲点として、ハンドル近辺にスキマ風が入って来るので意外にも手の甲が冷たいんである。
オシャレなドライビンググローブなんぞ、常備するのもいいかもしれない。
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