メルセデス・ベンツ Cクラス 新車発表会速報
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安全性、快適性、俊敏性を融合した新型Cクラス
ダイムラー・クライスラー日本株式会社は、メルセデス・ベンツのCクラスセダンを7年ぶりにフルモデルチェンジした。新型Cクラスのラインナップは、「C200 コンプレッサーエレガンス」「C200 コンプレッサーアバンギャルド」「C300 アバンギャルドS」、そして9月から供給が開始される「C250 エレガンス「C250 アバンギャルド」を含めて、5グレードの展開となる。
見た目の大きな違いは、ワイド感が強調されるフロントビュー。「アバンギャルド」のグリルは中央に大きなスリーポインテッドスターを配し、クローム装飾を施した3本の横長の高光沢トリム。ロアエアテークはブラック塗装のパーフォレーションを施したメッシュタイプで、スポーティ感を打ち出している。「エレガンス」は、セダンモデル伝統のデザインを踏襲。さりげない卓越とスタイルを調和させ、堅実さと上質感を醸し出し、またロアエアインテークも3本のブラックルーバーを配して、しっかり感を添えている。
フロントグリルで違いをここまで表すのは、メルセデス・ベンツのセダンとしては初めてのことである。
インテリアは、ボディが先代に比べて全長50mm、全幅40mm、ホイールベース45mm拡大したことで、スペースの拡大と快適性を向上。シートポジションが、最大7mm高くなったことにより、乗り込みしやすくなった。
エンジンは、出力の大幅な向上を図った1.8L ・スーパーチャージャー付直列4気筒エンジン、ゆとりある走行性能が定評の2.5L/3.0L V型6気筒エンジンを搭載。最高出力を最大で13%、最大トルクを約18%と大幅に増強。「アジリティ(俊敏性)」と「コンフォート(快適性)」を高次元で両立した走りを実現した。
「俊敏性」と「快適さ」を追求したメルセデス・ベンツが、新型Cクラスに採用したのが、「AGILITY CONTROL(アジリティ・コントロール)」。これは多岐にわたる性能を高次元でバランスさせた、統合的な新技術。
サスペンションには、前後とも油圧式セレクティブダンピングシステムを搭載。フロントサスペンションは、路面に対する前輪の姿勢を適正に保ち、正確で自然なハンドリングとなる3リンク式を採用。マルチリンク式のリアサスペンションは、後輪の適正な姿勢を保つことにより、優れた直進安定性を発揮。快適な乗り心地を約束する。
また、メルセデス・ベンツが目指す、事故なき運転を叶える「総合的安全性」。その中核をなす「PRO-SAFE(プロセーフ)」は、メルセデス・ベンツが体系化した包括的安全コンセプトで、今回の新型Cクラスにも採用。安全面も進化させている。
メルセデス・ベンツのラインナップ中、販売モデルのメインとなるCクラス。個性を強調した鮮烈なスタイリングに、走行性、快適性、安全性のレベルを向上させた、この新型Cクラスも、世界中の道路で見かけることになるだろう。
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