マツダ アクセラ 試乗レポート/森口将之 編(2/3)
- 筆者: 森口 将之
- カメラマン:原田淳
かなり細かく制御されている i-stop機能
直噴エンジンは、3,000rpm以下のトルクをもう少し増やして欲しい気もしたが、5速ATとのコンビによる加速に不満は無い。そうこうしているうちに最初の赤信号。
ブレーキを踏んで速度を落として停止すると、一瞬の後にエンジンがストンと止まった。感動だ。
まもなく青に変わったので、右足をブレーキからアクセルに移す。始動の遅れが気になるかと思ったが、実際は間一髪のタイミングでエンジンがかかり、ストレスなくスタートできた。
実はこのi-stop、かなり細かい制御を行っている。
たとえばエンジン停止中にシートベルトを外しドアを開けると、安全を考えて自動で再始動しないようになっている。
また、エンジン停止中はエアコンがオフになるけれども、信号待ちが長かったりして室温がエアコンの設定温度より上がると、エンジンをかけてエアコンを回すようになっている。
試乗した日は30度を越える真夏日だったので、長い信号待ちでは青信号になる前にエンジンが掛かることもあった。
特に、エアコンを外気導入にするとその傾向が高かった。バッテリー容量が従来通りなので仕方無いけれど、そんなに暑くなった感じはしなかったので、ドライバーの好みで温度センサーを変えられるようにするといいのかもしれない。
ハイブリッドカーと同じように、i-stopの結果を目で見て伝える装備もついている。
エクステリア同様、ダイナミックな造形になったインパネの中央にエンジン停止時間が表示され、エコ度を木の成長で教えてくれるのだ。
スイッチで画面を切り替えると、今度は運転中にどのくらいエコランプが点いたかを4段階で示してくれる。スピードメーターが3色に変化するインサイトに負けない、わかりやすいディスプレイだ。
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