ランチア デルタ 海外試乗レポート(4/4)
- 筆者： 石川 真禧照
- カメラマン：フィアット・グループ・オートモービルズ・ジャパン
気になるのは日本導入時のそのお値段
正規輸入が途絶えているランチアが、再び日本に上陸するのは、イタリア車ファンにはうれしい知らせだ。時期は早ければ09年中になるという。
日本での販売目標は09年は500台、10年以降は1,000台/年を目ざす。さらに朗報は、並行輸入ではあるが08年10月にも1.4Lガソリン車が上陸してくる予定だ。
気になるのは車両価格。もともとランチアは本国でも上級ブランドとしてポジショニングされているので、価格は高め。しかもユーロ高が追い打ちをかけている。
メーカーでは、このデルタはアウディ A3とフォルクスワーゲン ゴルフの間に位置させたいと考えている。ということは、日本での車両価格は350万円前後にしてほしいのだが、残念ながらもう少し高く、400万円ぐらい。
使い勝手のよさと、スポーティな5ドア、おしゃれなスタイリング、上質なインテリアがウリのニューイタリアンの日本登場に注目したい。
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1947年東京都生まれ。1970年日刊自動車新聞社入社。翌年同社退社後、フリーの自動車評論家となる。1982年「I.W.OFFICE」を設立し、自動車を中心としたメディア活動を開始。「自動車生活探検家」として、『GORO』『DIME』（小学館）、『HOT DOG PRESS』（講談社）、『カーセンサー』（リクルート）など多数のメディアで活躍、現在に至る。日本モータースポーツ記者会会員。日本自動車ジャーナリスト協会副会長。記事一覧を見る
自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。
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