ジャガー Xタイプ エステート 新型車徹底解説(5/6)
- 筆者:
- カメラマン:原田淳
使い勝手のよいラゲッジスペースは、クラストップレベルの広さ
ジャガーはXタイプエステートを開発するにあたり、サルーンに負けない走行性能を確保することに力を注いだ。 その結果、エステートのボディ剛性は競合するドイツ製ワゴンよりも20%以上も強度が確保された。共振やノイズの遮断もしやすく、しかも軽量化も実現している。
リアゲートの開口部の強度も十分で、開閉時の静粛性のためにシーリングシステムもチューニングされた。このリアゲートは、ガラス部分もハッチゲートとして開閉するので、使い勝手がよい。
室内のシートアレンジは、リアシートの背もたれが7対3で分割し前倒しできる。これで、リアのラゲッジスペースと床面はほぼフラットになる。このときの広さはクラストップ。 背もたれをおこしたときに、シートベルトがはさまれることのない設計も、細かいところまで気を使っている感じだ。
さらにXタイプエステートの特徴は、ラゲッジスペース用のアクセサリーが豊富に用意されていることだ。ラゲッジルームを2つに分割するスチール製のディバイダー、対衝撃性のビニール製ライナーなどは、ワゴンファンには魅力的なアイテムに違いない。
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