2010-2011年の日本カー・オブ・ザ・イヤー マリオレポート(1/3)

  • 筆者: マリオ 二等兵
  • カメラマン:オートックワン編集部/マリオ二等兵
2010-2011年の日本カー・オブ・ザ・イヤー マリオレポート
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激戦を繰り広げた「ポロ」と「CR-Z」の軍配はCR-Zに!!

2010-2011年の日本カー・オブ・ザ・イヤーはホンダ CR-Zに決定。わずか9票差で2位となったVWポロは、インポート・オブ・ザ・イヤーに輝きました。

今年のCOTYは例年とは志向をガラリと変え、最終選考会を早稲田大学大隈講堂にて実施。その様子は無料で一般公開もされるなど、革新的な新しい試みがみられたのであります。

選考会前のシンポジウムでは、ガンダムやボトムズなどの世界的な名作アニメのメカニカルデザイナーであられる大河原邦男センセイという、アニメ好きにとっての「神」が参加!もっかクルマ離れ中の若者たちも思わず食いつくような内容が盛り込まれたのには驚きました。

不肖マリオ二等兵も正装して会場内に潜入。選考委員の皆様方の「採点理由」について取材してきましたので、その模様をここにお届けしましょう。

藤島知子センセイ

マリオ:

藤トモセンセイは、こういう華やかなイベントがよくお似合いですねー!

AKBのトップメンバーの誰かが来ているのかと思いましたよ! 自動車業界の「ともちん」って呼んでもいいですか?

藤トモセンセイ:

(無表情でスルー)…。

COTY関連のご質問ならお受けしますが…。

マリオ:

あ、あの、今回の総選挙ではスイフトに10点、CR-Zに5点、VWポロとプジョーRCZに4点、プレマシーに2点を付けられましたが、そのココロやいかに?

藤トモセンセイ:

…COTYは総選挙ではありません。キモイのでAKBから離れてください。

クルマを評価するポイントは、性能をはじめ使い勝手やデザインなど、いろいろありますけど、私は走ってみて「あ、こんなクルマがあったんだ!」と、誰もが楽しめるようなクルマを選びました。

まずは走りの良さと安心感。そして後部座席の乗り心地ですね。コンパクトカーとはいえ、乗る人みんなが幸せになるようなクルマが望ましいですから。

マリオ:

ということは、後席の乗り心地もチェックされたのですね!

藤トモセンセイ:

当然です。10ベストの試乗会でもすべて後部座席に乗って、しっかりとチェックしました。

現状では「スイフトスポーツ」が間に合わなかったのが残念ですけど、ベースグレードのMTに乗ってみると基本性能の高さをすごく感じるので、現状でも今年出たクルマのベストだと思います。

マリオ:

オートックワンの人気企画「プライベート・コレクション」への登場待望論が一部で盛り上がっているようです。コレについてはいかがですか?

藤トモセンセイ:

そんな話はまったく聞いておりませんが…。

マリオ:

「診察しちゃうぞ!」シリーズにて、ぼ、僕を診察してほしいのですが、無理でしょうか?

藤トモセンセイ:

…忙しいので、これで失礼します。

松田秀士センセイ

マリオ:

2010年はCR-Zで「憑依 」、NSXのGTカーでは「失禁」などの醜態をさらけ出してしまい、いろいろとご迷惑をおかけしました。

秀士センセイ:

君と絡むとヘンな出来事ばかり起こるね。

マリオ:

今回、秀士センセイはプジョーRCZに10点、ジャガーXJに6点、BMW5シリーズに5点、プレマシーとマークXに2点ずつ、という採点でしたが、CR-Zなどのエコカーに対する評価がイマイチな理由は何でしょうか?

秀士センセイ:

今回はクルマ本来が持っている運転することの楽しさや所有する悦びなど、感性に基軸を置いて評価したから、エコカーは入る余地がなくなってしまったんだ。

このクルマに乗ればワクワクしてどこか遠くへ行きたくなるような、そんなドライバーの高揚感を喚起してくれるようなクルマを高く評価したかったからね。

CR-Zには感性がない、ということは決してないんだけど、CR-Zに点を入れると、他のエコカーも評価しなければならなくなるから、評価軸が狂ってしまう。CR-Zはちょっと中途半端だったかな。

エコカーを評価するなら、未来へのメッセージを感じさせてくれるマーチに10点を入れたいね。3気筒エンジンを新設計したり、ルーフを軽量化するためにプレスのラインを入れて薄くしたりして、なかなかの意欲作だと思うよ。

マリオ:

来年もまた、秀士センセイの助手席で悶絶したいです。

秀士センセイ:

とりあえず、君は早いとこ「漏れ癖」を治すように! ○漏では女の子にモテないぞ!

金子浩久センセイ

マリオ:

センセイの著作「10年10万キロストーリー」にユーザーとして登場するのが夢だったマリオでございます。

今回、金子センセイはスイフトに10点、ジャガーXJに8点、VWポロに3点、BMW5シリーズとプジョーRCZに2点ずつ、という採点でした。スイフトに10点を付けたポイントは何でしょうか?

金子センセイ:

2代目になってキッチリと熟成されているところですね。すでにヨーロッパでは50万台のヒット作となっているし、インドでは60万台も作られています。中国でも作られているなど、世界的に幅広く支持されているところも評価に値しますね。もちろん、実際に乗ってみても良いクルマであると思います。

マリオ:

今回の結果に対する印象はいかがですか?

金子センセイ:

CR-Zとポロの一騎打ちになるのではなく、もうちょっと混戦になるのかと思っていたので、やや意外な結果でした。途中経過を観ていると、ついにポロが輸入車として初のイヤーカーに選ばれるのかと思ったけどね。

マリオ:

僕の愛車はもうすぐ「20年20万キロ」なので、もしどこかで続編企画をスタートされるときは、ゼヒともよろしくお願いします!(土下座)

金子センセイ:

…考えておくよ。

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筆者マリオ 二等兵
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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