“眩暈がするほど格好良い”3億円のフェラーリ新型モデルJ50が発売

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“眩暈がするほど格好良い”3億円のフェラーリ新型モデルJ50が発売
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フェラーリは、国立新美術館で開催されたフェラーリ日本進出50周年記念式典において、限定10台の日本限定モデル“フェラーリ J50”を発表した。

フェラーリ J50の価格は250万~300万ユーロで、日本円に換算するとおよそ3億~3億6千万円。限定10台については、残念ながら既に完売しているという。

フェラーリ・イン・ジャパン50周年記念特別限定モデルであるフェラーリ J50は、1970年代から80年代に人気を博したフェラーリ・ロードカーを想起させるタルガボディ・スタイルの復活を強調する2シーターのミッド・リアエンジン・ロードスター。

フェラーリのスペシャル・プロジェクト部門によって開発され、マラネッロのフェラーリ・スタイリングセンター・チームによって設計されたJ50は、フェラーリ伝統の精神「フォーリ・セリエ」が今に蘇るわずか10台の限定モデルで、1台1台ユーザーのリクエストに合わせてテーラー・メイドで仕上げられる。

488スパイダーがべースのフェラーリ J50は、今年のインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーで総合優勝に輝いた3.9リットルV8エンジンの出力690cv特別バージョンを搭載。

完全新設計のボディワークは、個性的で未来的なデザイン手法を取り入れたデザインとなっている。

フェラーリの本質である俊敏性と軽快さを融合させるというデザインアプローチを牽引したのは、極めて低いフォルムのロードスターを創造したいという情熱。

フェラーリはこれを2本のキャラクターラインが収束するアクセント・デザインによって実現させた。

ウインドスクリーン上端から後方に向かって下降するサイドウィンドウのカットラインと、低く抑えられたノーズから立ち上がり、ドア後方のエアインテークへと溶け込む黒いスウェッジライン。この2本のラインの相互作用によって、ボディ側面のダイナミズムを強調。

「ヘルメットバイザー」効果を生むウインドウ・グラフィックは、1950年代まで遡るフェラーリのオープンコンペティション・バルケッタを思い起こさせる。

フロントでは膝下の高さで上下に分けるこの一本の線は、べルトライン位置を通常よりもはるかに低く設定したような印象を与え、これがJ50をバルケッタへと昇華させるキーポイントとなっている。

ボンネット・セクションは、中央部をより低くし、ホイールアーチの盛り上がりを強調することでフェラーリ・ミッドシップ・スポーツカーならではの力感を際立たせた。

フロントボンネットの2つのカーボンファイバー・エアチャンネルにより、フロントの印象はコンパクトかつシャープになり、ダイナミックなプロファイルのフルLEDのヘッドライトが存在感を際立たせる。

2基のラジエターは接近して搭載され、フロントバンパーのデザインも見直されている。ウインドスクリーン上部のフレームは低くなり、エアロフォイル、さらにはリアスポイラーへの気流の増加に貢献している。

洗練されたテール・セクションは、グラフィックデザインテーマと3D要素の巧妙な調和によってデザインされた。

エンジンカバーは透明ポリカーボネート製で、ドライバーとパッセンジャーの頭部を保護する2つのセパレートタイプのロールフープへと視覚的に延長させるために左右が隆起した複雑なフォルムとなった。

その上のロールフープをつなぐブリッジとして装備したエアロフォイルは、1960年代のフェラーリのスポーツプロトタイプ・モデルの最も特徴的な機能とフォルムを見事に再現している。

リアは、高ダウンフォースウイング・プロファイル下のクワッド(4灯式)テールライトデザインが、ボディのワイド感を強調。

また、リアディフューザーは、ジェットエンジンのアフターバーナーからヒントを得たエクストラクターシェイプを採用し、車輌のパワフルなイメージを際立たせる。

ユニークなデザインの20インチ鍛造アルミホイールは、この限定モデル専用に設計された。

キャビンではリアのエンジンフードのアウトライン・デザインを採用した特別なトリムのスポーツシートが、特別仕立てであることを強調。

また、カーボンファイバー製の硬質タルガトップは、シート後方に収納可能な二分割式となっている。

東京での発表会で展示されたJ50は、スペシャル仕様の3レイヤー・レッド塗装のボディで、インテリアはブラックをべースにレッドを配したファインレザーおよびアルカンターラ仕上げとなっている。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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