BMW 5シリーズグランツーリスモ 発表会速報

  • 筆者:
  • カメラマン:オートックワン編集部
BMW 5シリーズグランツーリスモ 発表会速報
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5シリーズのボス誕生、これはセダンなのか、ハッチなのか。それともクーペなのか・・・

BMW 5シリーズグランツーリズモ

BMWから、また新たなるインパクトが誕生した。

今回、5シリーズにニューカマー的な存在として投入されたのは、GTこと“5シリーズグランツーリスモ”。ドイツ車なのにイタリア語を用いる点は、なんとも不可思議でオモシロイ。

それはさておき、BMWといえば近年、サプライズ的な独創デザインカーの投入で脚光を浴びるメーカーというのはご存知の通り。昨年のX6の衝撃的なデビュー劇にならって、今回の5シリーズ グランツーリスモもまさに衝撃的だ。

では、5シリーズ グランツーリスモとは一体どんなクルマなのかといえば、率直に言えば5シリーズの最強版。エンジンは3リッターと4.4リッターの2機種が用意されており、8速ATが組み合わされる。3リッターの535iは306ps/40.8kgmを発生。一方、4.4リッターの550iは407ps/61.2kgmの圧倒的なパワーを誇る。

エンジンについて、1つ注目すべき点は、BMWの真髄とも言うべき3リッターの直列6気筒エンジンに、新たなデバイスが搭載されたという点。

ターボ・テクノロジーに、高精度ダイレクト・インジェクションとバルブトロニックを組み合わせた、いわば新型ツインターボ・テクノロジーを搭載している。従来の直列6気筒ターボエンジンを上回るレスポンスが、何よりも自慢とのことだ。

しかも、この爆発的なパワーを発生しながらも、BMWの環境に対する考え方、つまり環境エクノロジーの邁進には一切の妥協を許していない。3リッターのターボエンジンで2tを超える車重でありながら、その燃費は10.15モードで9.4km/L(JC08モード9.3㎞/L)。一方、4.4リッターは2.1tの車重を有しておきながら10.15モードで7.4km/L(JC08モード7.4km/L)は、このパフォーマンス性能なら見事と言える値だろう。

スタイリングに関しても、見ているうちに次第に考えさせられてしまうかのような独特なプロポーションを身にまとう。5シリーズセダンよりも180mmも長い、圧倒的なロングホイールベースに、これでもかと思えるほどの18インチと19インチの大きなアルミホイール。そしてフロントライトエンドからリアランプまで一直線に走るプレスの効いたキャラクターラインには、何度も目を奪われる。

そしてインテリアは、7シリーズと同等の後席スペースを有し、ヘッドクリアランスはX5に匹敵するほどだ。後席に至っては、最大100mmの前後スライド調節が可能で、たとえ前方へ100mmスライドさせたとしても、後席の足元空間は、5シリーズセダンと同じくらいである。つまり5シリーズ グランツーリスモは、ゆとりのスペースもウリの1つというわけだ。

最後に、機能面にも実は大きな特徴が隠されている。それとは2通りの開閉機構を有するツイン・テールゲートのことだ。これは、セダンの開口方式(小さい)と、ハッチバックの開口方式(大きい)を可能にした、BMWの新発想テールゲートである。

比較的小さな荷物ならセダンタイプの小さなテールゲートを、スーツ・ケースやゴルフバックなどの大きな荷物には、大きな開口のハッチバックタイプのテールゲートを使い分けることができるというものだ。ちなみに小さい開口のテールゲートでも、スーツケースやゴルフバックは入るので、一応お伝えしておく。

残念ながら5シリーズグランツーリスモには、欧州車特有のプロダクトとしての色気というものは感じられなかった。しかしその存在感というものは、どのクルマにも勝る異様さが備わっている。ひょっとしたら、新たなセレブ像というものが、この5シリーズ グランツーリスモで見えてくるのかもしれない。

納車は来年1月末頃の予定。気になる方は、お近くのBMWディーラーへ足を運んでみてはいかがだろうか。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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