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試乗レポート 2016/2/5 18:36

BMWはPHEVの本格的な普及を狙っている!先行試乗で凄さがわかった!BMW2、3シリーズPHEV海外試乗レポート(2/4)

BMWはPHEVの本格的な普及を狙っている!先行試乗で凄さがわかった!BMW2、3シリーズPHEV海外試乗レポート

2シリーズの走りには、モーターの存在を強く感じる

BMW 2シリーズPHEVBMW 2シリーズPHEV

前置きが長くなったが本題はここから。ドイツまで行ってよかった。なぜなら資料にはない発見があったからだ。

きっかけは3シリーズに対して、2シリーズの走りには、モーターの存在が強く感じられたこと。スタートと同時に、モーターがグイッとクルマを押し出すのだが、そこに絶えず余裕が見られるのが好印象。最大トルクは排気量1.8リッター相当の165Nmを発揮する電気モーターでリアを駆動するのだが、交通の流れに乗る程度ならモーター能力の半分も使わずにFR的に走り出す感覚といえば良いのか、電気モーターなので静かなのは当然だがそこに穏やかさが漂う。

深くアクセルを踏み込み、さらに強い加速を要求するとフロントのエンジンがスムーズに動き出して力強く加速するが、この動きがとても興味深い。電動モーターがリアを駆動してクルマを押し出し、1.5リッター直列3気筒の直噴ターボエンジンがフロントを駆動してクルマを引っ張る。この押し出しと引っ張りによる4輪駆動の加速により、車両の姿勢の乱れの少ない安定性が得られたのが好印象。引っ張る、押し出すだけでは得られない世界と言える。

カタログ値を超える加速力の“隠し味”はフロントモーター

BMW 3シリーズPHEVBMW 3シリーズPHEV

さらに興味深かったのは、全開領域までアクセルを深く踏んだ際に、資料にある最大トルク385Nm以上にも感じる不思議なまでの力強く鋭い加速力を得られたこと。

この背景にあったのが、資料にはなかったフロントモーターの存在。リアモーター同様に、バッテリーから288Vで送り出された電圧を昇圧して最大450Vで駆動する高電圧小型モーターをエンジン脇にベルト連結して配備。このモーターはエンジンの余剰出力を電気に変えてバッテリーに送る発電機として働きながらエンジンをスムーズに始動させるエンジンスターターとしても機能するのだが、加えて10秒間だけ15kWの出力を発揮するブースト加速効果まで発揮。これにより加速が鋭いわけだ。

静かにも走れるし、力強くも走れる。乗員が増えて車重が増した時の適応力もあるし、追い越し加速など速度コントロールも意のままという、万能な乗り味に仕上がっていた。ちなみに燃料タンクを小さくしてバッテリーを搭載するなど積載力を犠牲にしていないパッケージにも注目。

強いて挙げる唯一の弱点は、日本市場では関係無いがモーターが苦手とする高速領域、具体的には時速130km付近以降は加速が鈍重になることだけだ。

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