アウディ A1スポーツバック(5ドア) 海外試乗レポート/西川淳(2/3)
- 筆者: 西川 淳
- カメラマン:アウディジャパン(株)
日本への導入も近いCOD(シリンダーオンデマンド)搭載エンジン
スペインGIRONAで開催された国際試乗会には、A1スポーツバックに用意される全7仕様のエンジンのうち、5種類が揃った。
(1)1.2TFSI(5MT)[86ps]
(2)1.4TFSI COD(シリンダーオンデマンド=気筒休止システム)付(6MT&7Sトロニック)[140ps]
(3)1.4TFSI(Sトロニック)[185ps]
という3種類の「ガソリンTFSIエンジン」と
(4)1.6TDI(5MT)[105ps]
(5)2.0TDI(6MT)[143ps]
という2種類の「ディーゼルTDI」である。
このうち、(2)1.4TFSI CODと(5)2.0TDIが、A1にとって新しいエンジンになる。
メカニズム的に、最も気になるのが(2)1.4TFSI COD付Sトロニックであろう。A1におけるシンボリックなパワートレインである。早晩、A1両モデルの上級グレードとして、このパワートレインを積む仕様が日本にも導入されることは、ほぼ間違いないだろう。
このCODシステムは、2つの異なるカムプロフィールをもつスリープエレメントが電磁アクチュエーターでカムシャフトを包み込み、意図的に2気筒め、3気筒めをゼロリフトにしてバルブを作動させず、同時に燃料も噴射しないことによってシリンダーを停止するという仕組み。
その状況は、モニターによって確認できる。
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