アストンマーティン ヴィラージュ 試乗レポート/石川真禧照(4/4)
- 筆者: 石川 真禧照
- カメラマン:アストンマーティン・アジア・パシフィック
クーペよりもオープン!しかも右ハンドル仕様がおすすめ!
クーペのドアを開け、運転席に座る。クリスタルのキーをセンターパネルに差し込み、スターターを押す。
ミッションはキー差し込み口の左右に並ぶP、R、N、Dのボタン。さらにATのシフトポイントを制御するsportスイッチもコンソールに配置されている。このスイッチはノーマルとスポーツでかなり設定が異なり、ドライビングスタイルを楽しむことができる。
例えばエキゾーストノートもDは5000回転から快音になるのに対し、Sは3000回転でも良い音を発する。アクセルレスポンスもDはトルクの盛り上がりが少ないが、Sは2500回転からV12、6リッターのトルクフルな鋭い加速を味わわせてくれた。
しかし、今回アストン・マーティンの進化を体感できたのはオープンタイプのヴォランテだった。クーペとは別のチームが開発を担当したというヴォランテは、ボディ剛性が高く、オープンにしてもルームミラーのブレがほとんどない。
コーナーでも超高速でもボディがしっかりしており、ハンドリングも不安感がまったくなかった。最近のオープンカーのなかではベストボディといってもよいほどだ。
ヴィラージュのベストモデルは、クーペではなくオープンのヴォランテ。それも右ハンドル仕様が一番。日本への導入は6月を予定している。
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