アストンマーティン ラピードS 試乗レポート/石川真禧照(1/2)

アストンマーティン ラピードS 試乗レポート/石川真禧照
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発表から4年、あの4ドアスポーツカー「ラピード」に“S”が付いてさらに進化!

アストンマーティン ラピードS

イギリスのアストンマーティンは今年で創業100年を迎える老舗の自動車メーカー。その長い歴史の中で、常に自社開発のエンジンを搭載したスポーツカーばかりを造り続けてきた。

当然、こうして造られたクルマは生産コストが掛かり、ユーザーにとっても高価だった。そのため、何度も経営不振に陥り経営者は度々変わっていった。

現在の最高経営責任者(CEO)は「ウルリッヒ・ベッツ」氏。彼は自らサーキットレースに出場するほどのスポーツマンで、彼がCEOになってからのアストンマーティンは次々とヒット車を市場に送り込んでいる。

「アストンマーティン ラピード」は、2009年秋にフランクフルトモーターショーにおいて4人乗り4ドアのスポーツカーという新しいジャンルを提案したモデルだ。

ラピードの登場によりその後、「ポルシェ・パナメーラ」「BMW 6グランクーペ」などの4ドアクーペが続々と発表され、先行していたメルセデスのCLSはスポーツカーというよりもラグジュアリーな4ドアクーペになってしまった。

そんなラピードも2010年の発売から3年が経ち、ポピュラーな存在になりかけていた。このクラスのクルマは常に“新鮮”でなければユーザーは振り向いてくれない。そこで、アストンマーティンはラピードを進化させた。

それが、今回の試乗車となる「ラピードS」。“S”はスポーツを指すのではなく進化したラピードの証。ラピードSは、ラピードに代わるニューモデルなのだ。

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クラウンやレクサスGSよりも大きく、全高はGT-R並

アストンマーティン ラピードS

ラピードの2代目となる「ラピードS」は、外観、エンジン、サスペンションが変更された。

外観はフロントグリルが大きくなり、迫力がさらに増した。リアは、トランクリッドに小さなフリップが追加されている。

ラピードSのボディサイズはラピードと変わらず、全長が5,019mm、全幅1,929mm、全高1,360mm、ホイールベースは2,989mmだ。車両重量は1,990kg。全長5m、全幅1.9mというとクラウンやレクサスGSよりも100mm以上も大きい。しかし、全高はGT-Rレベルでありながら居住性を確保していることが解る。

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シートはフロント、リアともに本革をふんだんに使用したセミバケットシート。フロントはシートクーラー付だ。

リアシートはやや高めの着座で、左右1名ずつ。レッグスペース、ヘッドスペースともに身長165cmまでなら特に不満は出ないだろう。

フロントシートの背もたれにはリア用のスクリーンが個別に内蔵され、ワイヤレスヘッドフォンとリモートコントロールでDVDプレーヤーから好みのメディアを視聴することもできる。オーディオシステムは1,000WのBang & Olufsenが標準装備されている。

ラゲッジスペースも良く考えられている。リアゲートから約1m奥に折りたたみ式の仕切り板があり、小物が暴れてしまうのを防いでいる。仕切り板を折りたためば、ゴルフバッグを収納することもできる。

このスーパースポーツ4ドアは実用性も備えているのだ。

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石川 真禧照
筆者石川 真禧照

1947年東京都生まれ。1970年日刊自動車新聞社入社。翌年同社退社後、フリーの自動車評論家となる。1982年「I.W.OFFICE」を設立し、自動車を中心としたメディア活動を開始。「自動車生活探検家」として、『GORO』『DIME』(小学館)、『HOT DOG PRESS』(講談社)、『カーセンサー』(リクルート)など多数のメディアで活躍、現在に至る。日本モータースポーツ記者会会員。日本自動車ジャーナリスト協会副会長。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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