絶品過ぎる“大トロ” RAV4 PHVは新型ハリアーをも超えた![速攻試乗](1/4)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:茂呂 幸正
2020年6月8日、トヨタからRAV4の新ラインナップ“RAV4 PHV”が追加された。文字通りのプラグインハイブリッドモデルだが、ただのエコカーではないらしい。モータージャーナリストの今井 優杏さんがサーキットで速攻試乗。どうやらあの新型ハリアーをも超える凄さがあるらしい・・・気になるファーストインプレッションをお届け!
新型ハリアーの検討中のアナタ、ちょっと待って!
クルマ業界はすっかり新型ハリアーの話題でお祭り状態だが、ちょっと待って。
あなたがもしSUVの購入を考えているならば、是非こっちも比較検討して欲しい。5月からトヨタは販売チャネル廃止しているため、もし試乗車さえ揃っていたら、同じお店で両方の試乗が叶うかもしれないしね!
…と、ハリアーにすっかり傾いたアナタの気持ちにブレーキをかけてまで(ハリアーも素晴らしかったにもかかわらず!)オススメしたいのは、正直言ってこのクルマの仕上がりハンパねえから!
あのRAV4のプラグインハイブリッド、RAV4 PHVの登場だ。
PHVはRAV4シリーズ最上級モデルの位置付け
ルックスは先に出たRAV4シリーズとほぼ変わらない・・・はずなのだが、最上級モデルという役割をも担うということでPHV専用デザインがなされているため、意外なほどに都会的な印象だ。
具体的には専用フロントグリルとロアモール、垂直に入ったLEDデイライト、そしてピアノブラック調のモールドが前後フェンダーあたりに採用されている。また、ルーフとドアミラーを同じくピアノブラック調にする2トーンカラーも用意されていて、コチラもモダンだ。アルミホイールも新意匠。19インチという勇ましいサイズも選択出来る。
インテリアも上質。面白いのはこれまで最上級だったアドベンチャーと意匠はほぼ同じなのに、カラーと素材で全く別の洗練された印象を備えていること。こちらは黒基調に赤のステッチを随所に散りばめたスポーティーかつアダルトな雰囲気が最上級の貫禄を漂わせる。
スポーツカー顔負けのハイスペック、なのにエコ性能もバツグンってそんなばかな!?
しかし注目は言うまでもなくパワートレーンだ。システム最高出力は実に225kW(306PS)、0-100km/h加速6.0秒と、スポーツカーに迫るスペックを誇る。
さらにEV走行距離は95km、さらにハイブリッド走行を加えたら航続距離は驚異の1,300km以上と、エコな頼り甲斐も発揮する。
さて、このプラグインハイブリッドシステムは「THSII Plug-in」と名付けられた新開発のものとなる。御存知の通りトヨタにはすでにプリウスPHVが存在するが、押しも押されもせぬ世界戦略車RAV4のために、さらに技術に刷新を加えている形だ。
RAV4にはハイブリッドモデルもラインナップしてるが、このハイブリッドシステムよりもフロントモーターとインバーターを高出力化し、大容量・高出力の新型リチウムイオンバッテリーと組み合わせた。このリチウムイオンバッテリーを車体中央の床下に搭載することで低重心化・重量バランスの最適化も図っている。
むろん車台はTNGAのGA-Kと呼ばれるミッドサイズプラットフォーム。役者が揃ったとでもいおうか、“イマのトヨタ”のテッパン技術がぜ〜んぶ注ぎ込まれているのだ。
“大トロ”なのにコスパはバツグン! その秘密はどこにある!?
というわけで、ぶっちゃけ最初に言えば走りは最高、みんな大好きな“大トロ”だ。これがこの価格(469万円~)で!?と、コスパに驚愕してしまう。正直、この乗り味をインポーターで実現しようと思ったら、アラウンド1千万はくだらないかもしれない、と感じるレベル。
その秘密は独自取材で顕になった。
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