ヤリスクロスのグレードの違いは? おすすめグレード・オプション、試乗のコツを解説

  • 筆者: MOTA編集部
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大人気のコンパクトSUV「トヨタ ヤリスクロス」。購入を考える際、豊富なグレードや多彩なオプションを前に「どれが自分に一番合っているのだろう?」と迷っていませんか? 高い買い物だからこそ、絶対に後悔はしたくないものです。

そこでこの記事では、カタログだけでは分からない「賢いヤリスクロス選び」を解説。本当に買い得なグレード、付けるべきオプション、試乗で失敗しないための重要チェックポイントなどをまとめました。

目次[開く][閉じる]
  1. ヤリスクロスの魅力とは
  2. ヤリスクロスのグレード構成と主な違い
  3. ヤリスクロス各グレードの詳細解説
  4. ヤリスクロスのおすすめオプション
  5. 試乗時のポイント・注意点

ヤリスクロスの魅力とは

トヨタ ヤリスクロスの最大の魅力は、コンパクトカーの運転のしやすさと、SUVの力強さ・使い勝手の良さを兼ね備えている点です。具体的な魅力を項目ごとに見ていきましょう。

1. 運転がしやすい、絶妙なボディサイズ

ベースとなったコンパクトカー「トヨタ ヤリス」譲りの取り回しの良さは、ヤリスクロスの大きな武器です。混雑した街中の狭い道や、スーパーの駐車場など、日常のあらゆる場面でそのコンパクトさが光ります。「SUVは運転が大変そう」と感じる方でも、安心して選べる一台です。

2. 家計に優しい、クラストップレベルの低燃費

SUVらしい余裕のある走りをしながら、燃費性能はクラストップレベルを実現。特にハイブリッドモデルの燃費はWLTCモードで最高30.8km/L(Xグレード)と、日々のガソリン代を大きく節約してくれます。遠出が多い方ほど、その恩恵を実感できるでしょう。

3. 見た目以上! 広くて使いやすい荷室

コンパクトなボディながら、荷室はクラストップレベルの390L(デッキボード下段時)という大容量を確保。

「週末はキャンプに出かけたい」「大きな買い物をすることが多い」といったニーズにもしっかり応えます。後部座席を倒せば、さらに長い荷物も積載可能です。

4. 先進安全装備で、毎日の運転に安心を

先進の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense(トヨタ セーフティセンス)」を標準装備。衝突被害軽減ブレーキをはじめ、運転を支援する様々な機能が、ドライバーの安全を多角的にサポート。慣れない道でも安心して運転に集中できます。

5. 「もしも」の時に役立つ電源供給機能

ハイブリッド車には、メーカーオプションでアクセサリーコンセント(AC100V・1500W)を設置できます。これは、車を「走る蓄電池」として使える機能です。災害による停電時にはもちろん、キャンプなどのアウトドアシーンでも電化製品が使えるため、非常に便利です。

6. 手の届きやすい価格設定

これだけの魅力を詰め込みながら、212万6300円からという購入しやすい価格もヤリスクロスの強みです。初めてSUVに乗る方にもおすすめできる、コストパフォーマンスに優れた一台です。

ヤリスクロスのグレード構成と主な違い

ヤリスクロスのグレードは、少し複雑に感じるかもしれません。

しかし、基本となる3つのグレードと、そこから派生する1グレード、サブスク専用の1グレードの構造を理解すれば、とても分かりやすくなります。

基本グレード

X:必要十分な装備を備えたベーシックグレード

G:価格と装備のバランスに優れた売れ筋グレード

Z:豪華な内外装と先進装備が魅力の上級グレード

個性派モデル(Zグレードがベース)

Z "Adventure":アウトドアテイストを強調したアクティブなモデル

サブスク専用モデル

U:最新機能へのアップデートと見守りサービスが付いたKINTO専用グレード

ヤリスクロス各グレードの詳細解説

ここからは、各グレードの装備内容と、どんな方におすすめなのかを詳しく見ていきましょう。

X:必要十分な装備を揃えたベーシックグレード

Xグレードは、最もリーズナブルな価格設定ながら、安全装備「Toyota Safety Sense」やディスプレイオーディオなど、現代の車に必須の装備はしっかりと標準で備わっています。

価格(税込):212万6300円~275万7700円

Xグレードはこんな人におすすめ!

  • とにかく初期費用を抑えてヤリスクロスに乗りたい方
  • 通勤や買い物など、日常の足としてシンプルな使い方を想定している方
  • 自分でカスタムを楽しみたいベース車両を探している方
  • Xグレードの主な装備

    7.0インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ:速度などの基本情報が見やすく、運転に必要な情報を瞬時に把握できます。

    ファブリックシート:シンプルで汚れが目立ちにくい、実用性の高いシートです。

    ウレタン3本スポークステアリングホイール:癖のない握り心地で、誰にでも扱いやすいステアリングです。

    16インチスチールホイール(樹脂フルキャップ):日常使いには十分な性能。ホイールキャップのデザインも安っぽさを感じさせません。

    G:価格と装備のベストバランス! 一番人気のスタンダードグレード

    Gグレードは、Xグレードから内外装の質感と快適性が大きく向上します。多くの方が満足できる、まさに「ちょうどいい」グレードです。

    価格(税込):234万1900円~296万100円

    Gグレードはこんな人におすすめ!

  • 価格と装備のバランスを重視する方
  • 毎日の運転をちょっと便利に、快適にしたい方
  • 見た目も安っぽく見えないようにしたい方
  • Xグレードからの主な変更点

    16インチアルミホイール(センターオーナメント付):足元がスチールホイールからスタイリッシュなアルミホイールに変わるだけで、車の印象がグッと引き締まります。

    オートエアコン:面倒な温度や風量の調整を車が自動で行ってくれるので、いつでも快適な室内空間をキープできます(ハイブリッド車はXから標準)。

    本革巻き3本スポークステアリングホイール&本革シフトノブ:毎日触れる部分だからこそ、上質な本革の質感は満足度を大きく高めてくれます。見た目の高級感もアップします。

    フロントソフトアームレスト(コンソールボックス付):運転中の肘置きとして使えるので、長距離ドライブでの疲れを軽減。小物も収納できて便利です。

    上級ファブリックシート:Xグレードよりもしっかりとした生地で、見た目の質感も座り心地も向上します。

    Z:豪華装備で満足度が高い最上級グレード

    Zグレードは、見た目の華やかさと先進装備が魅力。所有する喜びを存分に味わえるグレードです。

    価格(税込):262万1300円~323万9500円

    Zグレードはこんな人におすすめ!

  • 内装・外装の高級感には妥協したくない方
  • 夜間や雨天時の視界の良さなど、安全性をさらに高めたい方
  • リセールバリュー(売却時の価格)を意識する方
  • Gグレードからの主な変更点

    18インチアルミホイール(切削光輝/センターオーナメント付):切削光輝加工が施されたデザイン性の高いホイールで、圧倒的な存在感を放ちます。

    プロジェクター式フルLEDヘッドランプ:白く明るい光で夜道の視界を確保し、安全性と先進性を両立。見た目も非常にシャープな印象になります。

    合成皮革+ツイード調ファブリックシート:上品なツイード調の生地と手入れのしやすい合成皮革の組み合わせで、室内が一気に上質な空間に変わります。

    ディスプレイオーディオPlus:画面が大きく見やすい10.5インチHDに。車載ナビ機能も搭載し、スマホを接続しなくてもナビが使えます。

    運転席6ウェイパワーシート/運転席・助手席シートヒーター:細かいシートポジション調整が電動で可能に。冬場に嬉しいシートヒーターも備わります。

    ブラインドスポットモニター:車線変更時などの後方確認を支援するシステム。片側2車線以上の道路で車線変更などをする際に、死角にいる車の存在や急接近車両をお知らせしてくれます。

    Z “Adventure”:大胆なアウトドアスタイルのグレード

    豪華装備のZグレードをベースに、専用の内外装パーツをまとい、冒険心をくすぐるスタイルに。

    価格(税込):273万6800円~335万5000円

    Z “Adventure”はこんな人におすすめ!

  • キャンプやスキーなど、アクティブな趣味を持つ方
  • SUVらしいタフなデザインが好きな方
  • Zグレードとの主な違い

    専用フロント&リアバンパー:通常モデルより力強いデザインで、SUVらしいタフさを強調。

    ルーフレール:ルーフキャリアの装着が容易になり、大きな荷物も積載可能に。見た目のアクセントとしても効果的です。

    専用合成皮革シート:明るいブラウン系の内装色(サドルタン)で、おしゃれでアクティブな室内空間を演出します。

    U:サブスク専用グレード

    トヨタのサブスクリプションサービス「KINTO Unlimited」でのみ選択可能なグレード。

    月額利用料(税込):1万7820円~(初期費用フリープラン・7年契約・ボーナス月加算ありの場合)

    Uグレードはこんな人におすすめ!

  • 車両代や税金、保険料などをコミコミで、手軽に新車に乗りたい方
  • ソフトウェアのアップデートで、常に最新の安全・快適機能を享受したい方
  • 主な特徴

    装備内容はXグレードに近いですが、ETC2.0ユニット(VICS機能付)などを追加しつつ、ソフトウェア・ハードウェアのアップグレードに対応。コネクテッド機能を活用した見守りや最適化サービスが利用可能できます。

    ヤリスクロスのおすすめオプション

    おすすめオプション1:GRパーツ

    GRスポーツグレードはもちろん、他のグレードでもGRパーツが取り付け可能です。

    ただし、フロントバンパーなど一部のパーツは、取り付けにあたって他のパーツとの同時装着が必要な場合があります。全てのGRパーツが無条件で全グレードに装着できるわけではないため注意が必要です。

    また、GRパーツのようなメーカー純正のエアロパーツは、中古車市場で人気が高く、査定額にプラスに働く傾向があります。特に人気のスタイリングパーツは、リセールバリューに貢献しやすいです。

    おすすめオプション2:プロテクションフィルム(リヤバンパー)

    荷物の積み降ろし時にリヤバンパー上部への傷つきを防止するフィルムです。アウトドアアイテムをたくさん積み込むSUVならではの装備です。透明フィルムに「YARiS CROSS」の車名ロゴ入りなのでちょっとオシャレなポイントにもなります。

    おすすめオプション3:サイドバイザー(RVワイドタイプ1)

    雨天時の室内換気に役立ち、高速走行時の風切り音を配慮したアクリル製サイドバイザーです。TOYOTAロゴ入り。しかも車種専用設計により風切り音等の品質を確保しています。

    おすすめオプション4:士別フィン

    「士別(しべつ)フィン」は北海道上川郡士別市にあるトヨタのテストコース「士別試験場」で開発されたことに由来します。

    車両の底面に後付けするだけで車両の下や後方の気流が整い、カーブ走行時や直進走行時、また横風などの外乱時に、走行安定性を向上させることができます。普段は見えませんが、走りの楽しさを味わえる装備です。

    試乗時のポイント・注意点

    1.ハイブリッドとガソリン車を乗り比べよう

    「燃費の良いハイブリッドか、価格の安いガソリン車か」これは大きな悩みどころです。ぜひ両方に試乗して、数値では表せないフィーリングの違いを体感してください。その際は、漠然と運転するのではなく、以下の点を意識すると違いが明確になります。

    試乗でここをチェック!

    発進時の静かさとスムーズさ:信号待ちからのスタートをイメージしてください。ハイブリッド特有のモーターによる静かで滑らかな発進は、同乗者にとっても快適です。

    加速時のエンジン音:少し強めにアクセルを踏んでみましょう。合流や追い越しシーンを想定し、ガソリン車のエンジン音が気になるレベルかどうか、力強さに不満はないかを確認します。

    坂道でのレスポンス:可能であれば、試乗コースに坂道を入れてもらいましょう。登り坂でのパワー感、アクセルに対する反応の違いがよくわかります。

    ディーラーの試乗コースだけでなく、可能であれば普段よく使う通勤路や買い物ルートを走れないか相談してみましょう。いつもの道だからこそ、見えてくる長所・短所があります。

    2. 「あったら便利」と「なくても平気」の装備を見極める

    ヤリスクロスはグレードやオプションが豊富ですが「使わない機能」が多い可能性もあります。高価な装備が自分にとって本当に必要か、実車でしっかり見極めましょう。

    こんな家族構成・使い方なら

    運転に自信がない、駐車が苦手:モニターに周囲の状況が映る「パノラミックビューモニター」や駐車支援システム「アドバンストパーク」の使い勝手は要チェック。

    複数人が運転する:運転席の「パワーシート」や「シートメモリー機能」があると、シートポジションの変更が楽になります。

    寒冷地にお住まいの方、冷え性の方:「シートヒーター」や「ステアリングヒーター」は必須レベルかもしれません。温まる速さを実際に試してみましょう。

    試乗でここをチェック!

    ディスプレイオーディオの大きさ:グレードによってディスプレイサイズが異なります。Z・Z"Adventure"は10.5インチHD、G・X・Uは8インチHDです。ナビ画面の視認性や、スマホやタブレットを接続してApple CarPlay/Android Auto接続時の操作感を試しましょう。

    内外装の質感:グレードによってシートの素材(ファブリック/合成皮革)やインパネ周りの加飾が異なります。「思ったより安っぽく見えた」とならないよう、契約したいグレードの実車を確認するのがベストです。

    スマホの充電ケーブルを持参して、USBポートの使い勝手やスマホの置き場所を確認するのも忘れずに。日々の小さなストレスを事前に解消しておきましょう。

    3. 家族や荷物と“実際に”試す! 後席と荷室のリアルな広さを確認

    ご家族がいる場合、後席の居住性や荷室の使い勝手は妥協できないポイントです。ここは遠慮せずに、普段の使い方をシミュレーションさせてもらいましょう。

    こんな家族構成/趣味なら、ここを試すべき

    乳幼児のいるご家庭:チャイルドシートを持参して、実際に後部座席に取り付けてみましょう。ISOFIX金具の位置、ドアの開口部の広さ、子供を乗せ降ろしする際の体の動かしやすさを確認してください。チャイルドシート装着後の、助手席のスライド量も要チェックです。

    小学生以上のお子さんがいるご家庭:ぜひお子さん本人に後部座席に座ってもらいましょう。「狭くない?」「乗り降りしやすい?」と感想を聞いてみてください。大人が思うより、子供は正直な評価をしてくれます。

    キャンプやゴルフ、スノーボードが趣味な方:ディーラーに許可を取り、一番大きな荷物(ゴルフバッグやスノーボード等)を持参して、実際に荷室に積めるか試させてもらいましょう。可倒式リアシートを倒して、長尺物がどう収まるかも確認必須です。

    試乗で忘れずにチェックしたいところ

    後席の“ひざ周り”と“頭上”の空間:ご自身の運転ポジションにシートを合わせた状態で後席に座ってみてください。見た目の印象とは異なることがあります。

    荷室のデッキボード:荷室の床の高さを変えられるデッキボードは便利な機能です。上段・下段それぞれの状態での積載性や、ボード自体の扱いやすさを確認しましょう。

    試乗は車を見るだけでなく、「販売店のスタッフと話す機会」でもあります。「こんな使い方をしたいんだけど、どう思う?」とどんどん質問して、プロの意見を聞き出しましょう。思わぬ便利な使い方や、最適なグレードを提案してくれるかもしれません。

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