テスラはインパネの概念も打ち壊す! メーターパネルすらないモデル3は近未来カー? それとも究極のミニマリスト!?

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インパネに大型モニターを配置するトレンドを生み出したアメリカの電気自動車メーカー、テスラ。その最新車種モデル3は、また新たなスタイルを提案していた!? 自動車の近未来を想像させるそのインパネデザインとは。

究極のシンプルさ! テスラ最新モデルや近未来の自動運転車のインパネを写真で見る[画像90枚]

大型モニターのトレンドを巻き起こしたテスラ

スバルの新型レヴォーグなど、最近登場するニューモデルは複数の大型モニターを備えるケースが増えている。近年のクルマはカーナビの地図表示だけではなく、コネクティッドサービスや先進運転支援運転技術など、従来にないほど多彩な情報の提供が必要不可欠だからだ。

そんな大型モニターのトレンドで最先端を往くのが、アメリカの電気自動車メーカー、テスラだ。

モデルSの縦型巨大モニターは衝撃的だった

2013年に日本デビューを果たした、テスラ2番目となる市販車「モデルS」。このクルマのインテリアには多くの人が驚かされた。インパネ中央に、タブレット端末をほうふつとさせる縦型の17インチ大型モニターが備わっていたからだ。

これが実に未来的だった。バッテリーの消費状況は一目瞭然。地図表示も格段に見やすくなった。エアコンやオーディオの操作、車両の機能変更などを全てこの画面で行うことが出来る。

タッチパネル操作が基本であること、画面の階層が深いことなど、運転者が操作することを考えると難点もあるが、ボイスコマンド(音声入力)がこの先も発展していけば、問題は解決していくだろう。

日本の最新モデルにも投入される縦型モニター

縦型モニターはその後ボルボなどでも採用が進むなど、世界の自動車業界でトレンドとなった。

2020年登場のスバル 新型レヴォーグにも、先進運転支援技術のアイサイトXを搭載するモデルに縦型11.6インチセンターインフォメーションディスプレイを標準で備えている。

3モードの切り替えが可能な12.3インチフル液晶メーターと合わせ、スバルではこれを新型デジタルコックピットと命名。使い勝手の大幅な向上と先進性をアピールしている。

テスラが見据えるのは、自動運転が実現する近未来!?

そんな中、トレンドを生み出した当のテスラは、従来モデルよりもグッと価格を抑えたコンパクトセダンのモデル3で、また新たな方向性を示していた。

TOPの写真を見ていただくとお分かりの通り、モデル3のインパネ回りは極めてシンプル。目の前に広がるのは水平基調のダッシュボードと、横型の大きな15インチモニター1枚だけ。独立したメーターパネルすら廃止され、表示機能はモニターに集約される。

もちろん低価格モデルゆえのコスト削減要素もあっただろう。しかし過剰な装飾を廃したミニマリストと呼ぶことも出来そうな、好感を呼ぶデザインだ。電気自動車というクリーンなイメージと絶妙にマッチしているのもいい。

あのモデルSのインパネすら古臭く見えてしまう

そんなテスラ モデル3のシンプル極まりないインパネを眺めていると、ふと未来の自動運転車の姿が浮かんでくる。

ドライバーの運転支援機能ではなく、運転から解放される真の自動運転。それが実現するとき、きっとインパネからはメーターやハンドルすらも不要で、残るのは乗員に情報を伝えるモニターのみ。思わず、モデル3からハンドルを取り去ってしまった近未来の姿まで想像を膨らませてしまった…。

果たして起業家イーロン・マスク氏が、そこまで考えてこのデザインを承認したかどうかは定かではない。しかしあれほど未来的だと感動したテスラ モデルSのインパネすら、なんだか前時代的で過剰なデザインに見えてくるのだから不思議だ。

またしてもテスラは、次世代のインパネデザインのトレンドを生み出したのかもしれない。

[筆者:トクダ トオル(MOTA編集部)]

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筆者トクダ トオル(MOTA)

昭和44年生まれ。週末は愛車に乗って(時に鉄道に乗って)家族とともにドライブやキャンプを楽しむ1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから15年余りが経過。乗り換えに悩むユーザーの目線に立った平易なコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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