スズキ 新型クロスビーに速攻試乗|気分がアガる! 乗って楽しいコンパクトSUV(1/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂 幸正・和田 清志
目次
- 全長3.8mを下まわるコンパクトサイズの中に人気の機能とデザインをギュッと凝縮
- フロントシートの運転姿勢や掛け心地は良好|クロスビーのインパネは好みに応じた色彩変更も可能
- クロスビーと軽のハスラー、乗ってみてわかった違うところ
- スズキ クロスビー&ハスラー 関連記事
- 後席の足元はLサイズセダン並み!優れた空間効率を誇るクロスビー
- 床位置が高い荷室だがその分の床下収納が深く使い勝手は良好
- スズキ クロスビー&ハスラー 関連記事
- 1リッターターボ+マイルドハイブリッドのバランス良い走り
- 良好な乗り心地と機敏なハンドリングを両立させたクロスビー
- クロスビーは運転するだけで楽しい気分にさせるクルマだ
- スズキ クロスビーの主要スペック
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全長3.8mを下まわるコンパクトサイズの中に人気の機能とデザインをギュッと凝縮
「全長が3.8mを下まわる小さなサイズで、広く快適な後席と実用的な荷室を備え、なおかつ外観をSUV風に仕上げたクルマはほとんど存在しない。クロスビーはそこをめざした」
スズキのコンパクトクロスオーバーSUV”クロスビー”開発者はこうコメントした。
スズキ クロスビーの全長は3760mm、全幅は1670mmで、このサイズのSUVは確かにほとんど存在しない。ホンダ ヴェゼルの全長は4295mm(RSは4305mm)、マツダ CX-3は4275mm、日産 ジュークは4135mmといずれも4mを大きく超える。
ただしクロスビーと同じプラットフォームを使うスズキ イグニスは、全長を3700mmに収めた。クロスビーはイグニスに比べてボディをひとまわり大きくすることで、広い室内を備えている。スズキが得意な軽自動車と同様の空間効率の発想を活用することで、前後席や荷室のスペースを広げたと考えれば良い。
フロントシートの運転姿勢や掛け心地は良好|クロスビーのインパネは好みに応じた色彩変更も可能
クロスビーの前席に座ると、体が座面に適度に沈んだところでしっかりと支える印象を受けた。床と座面の間隔もちょうど良いが、空間効率を追求したことで前輪が収まるホイールハウスとペダルの間隔が近づき、アクセルペダルは左側へ少しオフセットされている。この点は若干気になったが、運転姿勢と前席の座り心地は良好だ。
インパネは左右方向の広がりを重視してデザインされ、横長のエアコンスイッチに特徴がある。ATレバーがインパネシフトで、エアコンスイッチはその左側に配置したから、運転席で操作すると少し遠く感じるが扱いにくさはない。
むしろ気になったのは色彩だ。インパネの上側が乳白色、下側とシートは黒になるからコントラストが強い。そこでディーラーオプションでは、グレー、ブラック、オレンジなどを選べるインパネガーニッシュのセットを設けた(価格は3万1590円)。好みに応じて色彩を変えられる。
運転席から見た視界は、前方はおおむね良い。最近のコンパクトな車種では珍しく、ボンネットが視野に収まる。丸型ヘッドランプが収まる左右のフェンダーはさらに持ち上がるから、車幅やボディの先端位置も分かりやすい。フロントウィンドウの角度を立てたので、ボディが小さい割に開放感もある。
クロスビーと軽のハスラー、乗ってみてわかった違うところ
側方視界は、軽自動車のハスラー、実用的なコンパクトカーのソリオなどに比べると悪い。囲まれ感を重視したからだ。
それでも3ナンバーサイズの一般的なSUVに比べると、前後左右ともに視界が優れている。荷室の左右にも小さな窓が装着され、斜め後ろの雰囲気を把握しやすい。
従って視界の良い軽自動車やコンパクトカーから乗り替えると、縦列駐車や車庫入れがしにくく感じるかもしれないが、普通車サイズのSUVを使っているユーザーが乗り替えれば、運転がしやすくなるだろう。最小回転半径は4.7mで小回り性能も優れている。
>>後席の足元はLサイズセダン並み!優れた空間効率を誇るクロスビー[次ページ]
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