神回避も見せた!これぞスバル魂!ニュル24時間レースでみせた連覇への情熱(1/3)

神回避も見せた!これぞスバル魂!ニュル24時間レースでみせた連覇への情熱
ニュルブルクリンク24時間耐久レース2016(予選) ニュルブルクリンク24時間耐久レース2016(予選) ニュルブルクリンク24時間耐久レース2016(予選) ニュルブルクリンク24時間耐久レース2016(予選) ニュルブルクリンク24時間耐久レース2016(予選) ニュルブルクリンク24時間耐久レース2016(予選) ニュルブルクリンク24時間耐久レース2016(予選) ニュルブルクリンク24時間耐久レース2016(予選) ニュルブルクリンク24時間耐久レース2016(レース) ニュルブルクリンク24時間耐久レース2016(レース) ニュルブルクリンク24時間耐久レース2016(レース) 画像ギャラリーはこちら

世界的な超難関サーキット「ニュルブルクリンク」

VLN3(前哨戦)

クルマ好きにとって憧れの聖地とされるニュルブルクリンク。公開日に行けば誰でも走れる気軽さと裏腹に、世界的な超難関サーキットとして知られている。

全長20kmを越えるノルドシュライフェ(北コース)は難しい路面が多く、コース内の高低差も200mほどあって、パドック周辺と反対側では天気が異なることもある。またドイツ車メーカーが新車開発に使うことに加えて、近年では世界中のスポーツカーがニュルブルクリンクでクルマを鍛えることでも知られている。

聖地における年に一度の祭典

ニュルブルクリンク24時間耐久レース2016【スバル】

なかでも、毎年5月下旬に開催されるニュルブルクリンク24時間耐久レースは、クルマ好きにとって聖地における年に一度の祭典だ。ドイツ人のクルマ好きの中には、一週間の休暇を取って、週の前半からコース脇にキャンプを張って場所取りしている人もいる。

私のような“ニュル観戦初心者”にとって、一番の驚きはドライバーと観客の距離感が近いことだった。スタート前には大人も子どももコース上に入ってレーシングカーの近くまで行けたり、子どもがドライバーにサインをねだるなんてこともできる。

もちろん、私もイケメンのドライバーを探しては、握手をしたり、セルフィをお願いしたり・・・なんてことをしたかったけど、お仕事なので我慢しました。

もうひとつ、ニュルブルクリンク24時間耐久レースといえば、波乱が多いことでも知られている。山間のサーキットゆえに一日の中でも天候が変わりやすく、またコースのところどころで晴れていたり、雨が降っていたりという気まぐれさで、タイヤの選択も難しい。

序盤から波乱に満ちた今年のニュルブルクリンク

VLN3(前哨戦)

そのなかでも、今年は波乱に満ちていた。レース序盤にどしゃぶりの雨が降ってコースアウトが続出したかと思うと、なんと(!)ヒョウまで降ってきて、まさかの赤旗で3時間もの中断を余儀なくされた。

そんな激しい環境の中、日本勢には明るい話題が多かった。スバル「WRX STI」が“神回避”と呼ばれる奇跡的なクラッシュ回避をした上で、激戦区であるST3クラスで2連覇を果たした。日産「GT-R GT3」がトップカテゴリーのSP9クラスで11位で完走し、トヨタ・ガズーレーシングの3台のうち2台が完走して、36号車のレクサス「RC F」がトラブルを克服してクラス優勝を果たすなど、各社がニュルブルクリンクにかけた情熱が実を結んだ格好だ。

予選は下馬評通り、AMG「GT3」がぶっちぎり

あらためて、レースの流れを追っていこう。

木曜日の夜8時に行われた予選では、下馬評通り、メルセデス・ベンツAMG「GT3」がぶっちぎりの速さを見せた。9号車がポールポジションを獲得し、くまちゃんグミで有名なハリボが率いるハリボ レーシングの88号車が3位、同じくハリボの8号車が4位を獲得するという布陣となった。

そんなAMG軍団の中に、唯一、2位に食い込んだのがBMW「M6 GT3」だ。昨年のディフェンディング・チャンピオンであるアウディは予選では5位になんとか食らいついた。

私のようなニュル観戦初心者にオススメなのは、誰もが注目するトップカテゴリーだけではなく、自分でも手が届きそうな市販車のクラスで応援するチームを決めておくことだ。

アウディ「TT RS」、スバル「WRX STI」、フォルクスワーゲン「シロッコ」、ルノー「クリオRS」、フォード「フォーカス」あたりなら、身近な感じがして、応援にも気合が入る。市販前のトヨタ「CH-R」も身近な存在だ。もちろん、イケメンのドライバーが運転しているチームでもいい。

群馬大学出身のワタクシは、最も身近に感じるスバル「WRX STI」を応援することに決めた。2リッター・ターボ・エンジンを積む「ST3」クラスで連覇を狙うのも、見逃せない。

加えて、エースドライバーのカルロ・ヴァンダム選手は濃いめのイケメンだし、日本人ドライバーの山内英輝選手も爽やかイケメンで、私にぴったり・・・なんて、冗談抜きで24時間も応援するなら、「贔屓のチーム」を決めて追いかけたほうが、ドキドキ・ワクワクしてレースが何倍も楽しくなるハズだ。

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川端 由美
筆者川端 由美

1971年生まれ。大学院 工学専攻 修士課程修了。1995年住友電工にて、カーエレクトロニクスやタイヤの研究にたずさわる。1997年、二玄社『NAVI』編集部に編集記者として転職。2004年からフリーランスの自動車ジャーナリストとなる自動車の新技術と環境問題を中心に取材活動を行なう。エンジニア、女性、自動車ジャーナリストといったハイブリッドな視点でリポートを展開する。国土交通省・独法評価委員会委員、環境省・有識者委員ほか。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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