僅か“1日”で完売するほどの圧倒的な人気！スバリスト視点で見る「スバル WRX STI S207」徹底解説(5/5)
- 筆者： マリオ 高野
- カメラマン：オートックワン編集部
700万円近い400台の限定車が即時完売！台数の少ないグレードに人気が集中
インテリアは、大人のスポーツを演出する上質なマテリアルで包まれた空間を表現。
過去のSTIコンプリートカーのオーナーから、走りに関する部分の改善要望はあまり聞かれないものの、内装の質感については価格に見合ったレベルに高めて欲しいとする声がよくあがりますが、S207では相当頑張ったことが伝わる内容です。
標準のWRX STIはオーディオのスピーカーが４つなのに対してS207は８つも設置されるなど、コンフォート面の充実を強く意識していることが伝わります。
セミアニリンレザー表皮の専用RECAROシートにはシートヒーターとサイドエアバッグを装備。
大腿部のクッション厚みを上げて下肢のホールドを高めるとともに、第十胸椎付近がシートに入り込むことにより、サイドサポート性が高まって上体の転がりを収束。スポーツ性（車両コントロール性）と快適性（疲労軽減）を向上。
標準仕様の内容に加え、限定400台のうち、さらに200台限定として専用ドライカーボン製リヤスポイラーや2015年ニュル24時間優勝記念オーナメントを装備した「NBR CHALLENGE PACKAGE」を設定。
さらに、この200台のうち100台限定で専用色サンライズイエローを施した「NBR CHALLENGE PACKAGE YELLOW EDITION」を設定しましたが、やはり台数の少ないグレードに人気が集中しました。
コミコミ700万円近い400台の限定車が即時完売したことで、次のコンプリートカーの内容や仕様がさらにすごいものになることは確実。
「Ｓシリーズ」はますます遠い世界へ行ってしまいますが、たとえ買えなくとも、性能とブランド力の高さを誇示する象徴的な存在として、常に崇められるクルマが育ってきたことは嬉しい限りです！（涙）
S207（3グレードで400台限定）
標準車：599万4000円
NBR CHALLENGE PACKAGE：631万8000円（200台限定）
NBR CHALLENGE PACKAGE YELLOW EDITION：637万2000円（100台限定）
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1973年大阪生まれ。免許取得後にクルマの楽しさに目覚め、ヴィヴィオとインプレッサWRXを立て続けに新車で購入。弱冠ハタチでクルマローン地獄に陥るも、クルマへの愛情や関心は深まるばかりとなり、ホンダの新車セールスマンや輸入車ディーラーでの車両回送員、ダイハツ期間工（アンダーボディ組立て）などを経験。2001年に自動車雑誌の編集部員を目指し上京。新車情報誌やアメ車雑誌の編集部員を経てフリーライターとなる。編集プロダクション「フォッケウルフ」での階級は「二等兵」。記事一覧を見る
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