新型C-HRの日本発売はある? 予想価格は450万円! 気になる外観・内装を欧州仕様から解説

  • 筆者: 渡辺 陽一郎
  • カメラマン:茂呂 幸正/トヨタ自動車
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トヨタ C-HRが、新型として日本市場に復活する可能性が高まってきました。現行型は欧州を主戦場とするコンパクトSUVで、5ドアクーペのような個性的な外観と、複数のハイブリッドを備えています。

この記事では、カーライフ・ジャーナリストの渡辺 陽一郎さんが、欧州で公表されている仕様と販売店への取材をもとに、新型C-HRの最新情報を徹底解説します。

かつて日本で販売を終えた理由から、いま復活の目が出てきた背景までを整理しつつ、日本導入の本命となるパワーユニットや、トヨタ カローラクロスとのボディサイズの違いを比較。

気になる外観と内装の仕上がり、そして日本で売るならいくらになるのかという予想価格まで、販売店の見方も交えて詳しく紹介します。

目次[開く][閉じる]
  1. トヨタ C-HRが日本市場から姿を消した理由
  2. 新型C-HRの日本再上陸が期待されている背景
  3. 新型C-HRの外観・ボディサイズをカローラクロスと徹底比較
  4. 新型C-HRの内装・居住性をチェック
  5. 気になる新型C-HRの予想価格は450万円スタートか
  6. 販売店への取材結果「現時点で日本導入の正式アナウンスはなし」
  7. 新型C-HRへの乗り換えに備え、まずは今の愛車の価値をチェック!

トヨタ C-HRが日本市場から姿を消した理由

今はSUVの販売が好調です。この中でもとくに販売台数の多いタイプは、全長を4500mm未満に抑えたコンパクトSUVです。

運転しやすく価格も割安なので、国内で販売されるSUVの約60%をコンパクトサイズが占めています。

そのためにコンパクトSUVでは、新型車も活発に発売されていますが、消滅した残念な車種もあります。その代表がトヨタ C-HRです。

クーペ風の斬新なデザインで大きな注目を集めた

C-HRは2016年に登場したコンパクトSUVで、外観が個性的でした。フロントマスクは鋭角的で、サイドウィンドウの下端は後ろに向けて持ち上がり、ボディ後端のCピラーは太くデザインされています。

カテゴリーはコンパクトSUVですが、外観は5ドアクーペのようにカッコ良く、発売当時は大いに注目されました。

C-HRのパワーユニットは、直列4気筒1.2Lガソリンターボと1.8Lハイブリッドで、2WDはハイブリッドのみ、4WDは1.2Lガソリンターボのみに設定されました。2WDの全高は1550mmなので、立体駐車場も使いやすかったです。

サスペンションは前輪がストラット、後輪はダブルウイッシュボーンの4輪独立式で、走行性能も優れていました。

実用性に優れるカローラクロスの台頭が影響

この後、C-HRは海外では2代目にフルモデルチェンジしましたが、日本国内では2023年に終了しています。

日本国内では2021年にトヨタ カローラクロスが発売され、販売も好調に推移していたからです。

カローラクロスはプラットフォームなどの基本部分をC-HRと共通化しており、ホイールベース(前輪と後輪の間隔)の数値も等しいです。

そしてカローラクロスは、全長が4500mmを下まわるコンパクトSUVでは荷室容量が最も大きく、SUVの王道を行く存在です。

さらにトヨタは、C-HRやカローラクロスよりもコンパクトなSUVとして、ライズやヤリスクロスも用意しました。そのために個性派のC-HRは廃止されたのです。

初代C-HRの主な内容
ボディタイプ

コンパクトSUV(5ドア)

パワーユニット

直列4気筒1.2Lガソリンターボ/直列4気筒1.8Lハイブリッド

駆動方式

2WDはハイブリッドのみ、4WDは1.2Lガソリンターボのみに設定

全高(2WD)

1550mm

サスペンション

前:ストラット/後:ダブルウイッシュボーン(4輪独立式)

日本での販売時期

2016年〜2023年

トヨタ/C-HR
トヨタ C-HRカタログを見る
新車価格:
239.2万円~315.5万円
中古価格:
113.8万円~385万円

新型C-HRの日本再上陸が期待されている背景

ところが最近は、C-HRが復活する可能性が高まってきました。

国内のSUV市場は、さらに拡大する可能性があり、商品の多角化も求められているためです。

欧州市場では多彩な電動パワーユニットを展開中

現行C-HRは、欧州をメインに販売されています。

欧州には直列4気筒1.8Lと2.0Lエンジンを使ったハイブリッド、2.0Lエンジンをベースにした充電可能なプラグインハイブリッドがあります。

さらにエンジンを搭載しない純粋な電気自動車として、C-HR+も加わりました。

C-HR+は北米でも販売されますが、北米では電気自動車のみでハイブリッドやプラグインハイブリッドを用意しないことから、C-HR+ではなくC-HRを名乗っています。

日本導入の本命はプリウス譲りの2.0Lハイブリッドか

日本は電気自動車を販売しにくく、プラグインハイブリッドの販売比率も電気自動車以上に低いため、最初に導入する可能性が高いのはハイブリッドです。

欧州には1.8Lのハイブリッドもありますが、C-HRはスポーティなコンパクトSUVに位置付けられるため、日本へ導入するタイプは2.0L版とみられます。

2.0Lのハイブリッドは、国内で販売しているプリウスが搭載するタイプと共通です。

いい換えればC-HRは、外観のカッコ良さも含めて、国内で売られるプリウスに近い魅力を備えています。

現行C-HRに用意されるパワーユニット
直列4気筒1.8Lハイブリッド

欧州で販売。価格の安さを重視するユーザー向け

直列4気筒2.0Lハイブリッド

欧州で販売。国内のプリウスが搭載するタイプと共通

2.0Lプラグインハイブリッド

欧州で販売。外部充電に対応する

C-HR+(電気自動車)

エンジンを搭載しない。北米ではC-HRを名乗る

海外で販売されている仕様にもとづく内容です。

新型C-HRの外観・ボディサイズをカローラクロスと徹底比較

日本に導入されるとすれば、どんなボディを持つクルマなのか。欧州仕様の数値をカローラクロスと並べて確認します。

カローラクロスよりも全長を抑えた扱いやすいサイズ

欧州で販売される現行C-HRのボディサイズは、全長が4362mm、全幅は1832mm、全高は1564mmです。

カローラクロスに比べると、93mm短く、7mmワイドで56mm低いです。ホイールベースは2640mmなので、先代C-HRやカローラクロスと同じです。

クラウンシリーズにも通じる最新のフロントマスクを採用

現行C-HRのフロントマスクは鋭角的なデザインで、今のトヨタ車に共通する顔立ちです。クラウンスポーツやクラウンエステートに似た印象も受けます。

ボディの側面は、先代C-HRと同様に個性的で、ダイナミックなデザインです。後ろ姿はテールランプが左右一文字に繋がる流行に沿った形状です。

C-HR(欧州仕様)とカローラクロスのボディサイズ比較
項目C-HR(欧州仕様)カローラクロス
全長

4362mm

4455mm

全幅

1832mm

1825mm

全高

1564mm

1620mm

ホイールベース

2640mm

2640mm

サスペンション

前:ストラット/後:ダブルウイッシュボーン

前:ストラット/後:ダブルウイッシュボーン

C-HRの数値はトヨタが欧州で公表する2026年モデルの資料、カローラクロスの数値はトヨタ自動車の公表値にもとづきます。GR SPORTの数値を除きます。日本へ導入される場合の仕様は未定です。

新型C-HRの内装・居住性をチェック

ボディサイズは先代C-HRに近く、ホイールベースの数値も等しいため、車内の広さもほぼ同じでしょう。

ドライバーとの一体感を高める囲まれ感のあるコックピット

インパネ中央のエアコンスイッチや12.3インチのディスプレイオーディオなどは、ドライバー側に傾けて装着されて囲まれ感があります。車両との一体感を得やすい内装デザインです。

後席空間は少し狭いが、主に2名以内の乗車なら最適なSUV

身長170cmの大人4名が乗車した時、後席に座る乗員の膝先空間は、握りこぶし1つ半です。

全長が短く、ボディスタイルも5ドアクーペ風なので、足元空間は握りこぶし2つ分のカローラクロスよりも狭いです。

後席を日常的に使うならカローラクロスのほうが快適ですが、内外装のカッコ良さを重視して主に2名以内で乗るなら、新型C-HRは有力な選択肢になります。

以上のようにプリウスと共通の2.0Lエンジンを使ったハイブリッドを搭載する新型C-HRは、コンパクトなボディ、4輪独立式サスペンションの採用などによってスポーティな運転感覚を味わえるでしょう。

また、欧州仕様の全高は前述の1564mmですが、日本仕様は1550mmに抑えて、立体駐車場の利用性を向上させるとみられます。

これらの魅力はカローラクロスやヤリスクロスでは得られないため、新型C-HRを導入すれば、クルマ好きのユーザーに歓迎されるでしょう。

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気になる新型C-HRの予想価格は450万円スタートか

現行C-HRの価格を海外の金額からそのまま換算すると、今は円安なので500万円を超えます。これでは売れません。

そこで新型C-HRが日本で販売される際には、プレミアムコンパクトSUVという位置付けで、RAV4「アドベンチャー」と同等の450万円くらいでしょう。

RAV4「アドベンチャー」は、2.5Lエンジンをベースにしたハイブリッドシステムと、後輪をモーターで駆動する4WDの「E-Four」を搭載しています。

同じ450万円でも、新型C-HRではカッコイイ内外装とスポーティな運転感覚を味わえるのです。

予想価格の位置付け(RAV4アドベンチャーとの比較)
項目C-HR(予想)RAV4アドベンチャー
価格

450万円くらい

450万円

パワーユニット

2.0Lハイブリッド

2.5Lハイブリッド

駆動方式

未定

E-Four(4WD)

C-HRの価格・パワーユニットはいずれも予想で、トヨタ自動車から正式に発表されたものではありません。予想価格は2026年9月時点の為替水準を前提としています。RAV4アドベンチャーの価格は税込の車両本体価格です。

販売店への取材結果「現時点で日本導入の正式アナウンスはなし」

メーカーの正式発表がない現時点で、販売の現場はC-HRをどう見ているのでしょうか。

販売店ではC-HRについて以下のようにコメントしました。

「C-HRに関して、メーカーから新型を導入する話は聞いていません。しかし以前のC-HRは、カッコ良くて個性的なSUVだったので、今でも大切に使っているお客様が多いです。新型に関する問い合わせも時々いただきます。海外の新しいC-HRも魅力的なので、ぜひ日本にも導入して欲しいです」。

ユーザーの想いも同じでしょう。

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【筆者:渡辺 陽一郎 カメラマン:茂呂 幸正 画像提供:トヨタ自動車】

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

MOTA編集部
監修者MOTA編集部

MOTA編集部は自動車に関する豊富な知識を持つ専門家チーム。ユーザーにとって価値のあるコンテンツ・サービスを提供することをモットーに、新型車の情報や、自動車の購入・売買のノウハウなど、自動車に関する情報を誰にでも分かりやすく解説できるように監修しています。

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