僅か“1日”で完売するほどの圧倒的な人気!スバリスト視点で見る「スバル WRX STI S207」徹底解説(2/5)
- 筆者: マリオ 高野
- カメラマン:オートックワン編集部
S207は「ニュル24時間レースダントツ圧勝記念車」と解釈すべき!
まず、自動車メーカーとしては比較的組織が小さいおかげで、競技車も市販車も、開発に携わるのは基本的に同じ人たちであるということ(現在ではおもにニュル24時間レース)。
そして、モータースポーツに参戦する競技車両は基本的に「市販車ベース」。すべてワンオフ制作車両でも可能なJAF-GT規格で参戦するスーパーGTでさえ、エンジンは市販エンジンのEJ20ベースで戦っている(WRC時代からの継続ユニット)など、すべての競技は市販車磨きのために参戦しているといっても過言ではありません。
中島飛行機時代のDNAが、70年経った今も息づいている
特に直接的な関係が濃いのはニュル24時間レースなので、S207は「ニュル24時間レースダントツ圧勝記念車」と解釈すべきクルマでしょう。
STIは常々、「レースカーであれ、ロードカーであれクルマとしての乗りやすさとそのためのチューニングに違いはない。STIはその考えを実証するためにレースに参戦している」というように、競技車も市販車もまったく同じ方向性に軸足を置きながら進化しているので、両者の存在は本当に近いのです。
これは、筆者のようなWRCのグループA時代に魅了されたヤング世代のスバルファンにとって、スバル車の最大の魅力のひとつであり、これからも絶対に失って欲しくない魂のような部分といえます。
それを聞いて「レオーネ、いやff-1の時代からスバル車は戦うクルマだったんじゃ!」などとお怒りになられる古参ファン諸兄にとっても、心の拠り所は同じではないでしょうか。
中島飛行機時代はリアルに戦う機械を作っていたメーカーのDNAは、70年以上経った今もカタチを変えて息づいているのですね。
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