トヨタ GR86のリセール率は4年落ちでも91.9%!損しないグレードとMT・ATの選び方を解説

  • 筆者: MOTA編集部
  • カメラマン:トヨタ自動車/SUBARU
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トヨタ GR86(ZN8型)のリセール率(新車価格に対する査定額の割合)は、憧れのスポーツカーだけに気になるところです。

「走りの楽しさを味わいたい!」と胸を躍らせる一方で、「スポーツカーは値落ちが激しいのでは…」「数年後に安く買い叩かれたらどうしよう」と、不安が頭をよぎる方も多いのではないでしょうか。さらに、MTとATのどちらを選ぶべきか、どのグレードなら後悔しないのか、悩みは尽きませんよね。

そこでこの記事では、月間申込数11万件(2026年9月実績)の「MOTA車買取」の独自査定データをもとに、GR86のリセール率を年落ち・MT/AT・グレード・走行距離別に集計しました。

普通車平均やスバル BRZとの比較を交え、購入時に損しないための選び方を解説します。

目次[開く][閉じる]
  1. 1〜4年落ちのリセール率
  2. MT・AT別のリセール率
  3. グレード別のリセール率と損しない選び方
  4. 走行距離別のリセール率を4年落ちで検証
  5. まとめ

1〜4年落ちのリセール率

調査概要を見る(対象・条件・集計期間)

対象車種

トヨタ GR86(ZN8型)

条件

修復歴(車の骨格部分の修理・交換歴)なし、走行距離は年落ち×1万km以内(走行距離別の集計は4年落ちのみ)

集計期間

査定日2025年10月1日〜2026年9月30日(12か月)

集計時点

2026年10月

ソース

MOTA独自の査定実績データ

リセール率の定義

査定価格 ÷ 新車価格(税込)× 100

リセール率の算出方法

各車両の年式に対応した正確な新車価格(車両本体価格)と実際の査定額をもとに、1台ずつ個別にリセール率を算出し、その平均値を掲載

年落ち別の査定データ一覧

年落ちリセール率

1年落ち1万km以内

94.7%

2年落ち2万km以内

92.2%

3年落ち3万km以内

90.9%

4年落ち4万km以内

91.9%

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出典:MOTA車買取 査定実績データ/年落ちごとに別の車両を集計した結果で、同じ車両の値下がりを追ったものではありません/型式(ZN8)で判別できた車両のみを集計。「RZ“10th Anniversary Limited”」などの特別仕様車を含みます/査定額が相場から著しく外れたデータは集計から除外しています/2023年式と2024年式は年の途中で新車価格が上がっており、改定後の価格でリセール率を計算しているため、低めに出ている可能性があります/3年落ちが4年落ちを下回るのは、3年落ちの多くを2023年式が占めるためと考えられます

普通車平均との比較|2年落ち以降は平均を大きく上回る

トヨタ GR86(ZN8型)のリセール率は、2〜4年落ちでも9割前後の高水準です。

同条件で集計した普通車全体の平均と比較すると、1年落ちはほぼ同じ水準で、2年落ち以降はすべてGR86が大きく上回りました。4年落ちでは、普通車平均との差が16.0ポイントあります。

「スポーツカーは値落ちが激しい」という心配を抱く方も多いかもしれませんが、GR86にはその心配が当てはまらない結果が出ています。

なお、3年落ちは2023年の新車価格改定の時期と重なるため、計算上リセール率がやや低めに出ていますが、全体として高い水準であることに変わりはありません。

年落ちGR86普通車平均差ポイント

1年落ち

94.7%

95.0%

−0.3

2年落ち

92.2%

86.9%

+5.3

3年落ち

90.9%

81.7%

+9.2

4年落ち

91.9%

75.9%

+16.0

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出典:MOTA車買取 査定実績データ/GR86は特別仕様車を含みます/普通車平均は、軽自動車を除く全車種を同じ期間・同じ条件(修復歴なし、走行距離は年落ち×1万km以内)で集計した平均です/普通車平均の一部の車種では、MT車のリセール率をAT車の新車価格で計算しているため、平均はやや低めに出ている可能性があります/査定額が相場から著しく外れたデータは集計から除外しています

スバル BRZとの比較|GR86の方が値落ちしにくい

姉妹車であるスバル BRZ(ZD8型)と同じ条件で比較したところ、2〜4年落ちのすべてでGR86のリセール率が上回りました。

例えば3年落ちでは、BRZの78.4%に対してGR86は90.9%と、12.5ポイントの開きがあります。特別仕様車を除いた標準グレード同士で比べても、GR86が上回ります。

GR86とBRZで迷っているなら、走行性能やデザインの好みに加えて、売るときのリセールはGR86の方が有利になりやすい点も比べておくとよいでしょう。

年落ちGR86BRZ差ポイント

1年落ち

94.7%

88.9%※

+5.8※

2年落ち

92.2%

83.6%

+8.6

3年落ち

90.9%

78.4%

+12.5

4年落ち

91.9%

79.2%

+12.7

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出典:MOTA車買取 査定実績データ/スバル BRZは型式(ZD8)で判別できた「R」「S」「STI Sport」を集計しており、特別仕様車は含めていません。GR86は特別仕様車を含みます/BRZの新車価格は、スバルが公式に発表したMT・AT別の価格で計算しています/同じ期間・同じ条件(修復歴なし、走行距離は年落ち×1万km以内)で集計/査定額が相場から著しく外れたデータは集計から除外しています/※は集計対象が少ないため参考値です(30件未満)

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MT・AT別のリセール率

GR86は「RZ」と「SZ」でMTとATを選べます(「RC」はMTのみ)。

2023年11月発売の一部改良では、それまでAT車だけに装備されていた運転支援システム「アイサイト」が、MT車にも標準設定されました。

そこでこの章では、改良後の2024〜2025年式と、改良前の車両が中心の2022〜2023年式に分けて、「RZ」のMTとATを比べました。比べるグレードを「RZ」にしたのは、件数が最も多いためです。

年式MTAT差ポイント

2024〜2025年式改良後

96.4%

90.4%

+6.0

2022〜2023年式改良前が中心

90.6%

93.3%

−2.7

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出典:MOTA車買取 査定実績データ/「RZ」同士のリセール率で比較(特別仕様車を除く)/走行距離は年落ち×1万km以内/2023年式には、改良後(2023年11月発売以降)の車両が含まれる可能性があります。年式ごとに分けて比べても、MTとATの関係は同じ向きです/2024〜2025年式は1〜2年落ち、2022〜2023年式は2〜4年落ちの車両のため、年数の違いによる影響は切り分けられていません/2023年式は年の途中(11月)に新車価格が上がっており、改定後の価格で計算しています。改定前の価格で計算しても、2022〜2023年式でATが上回る向きは同じです/査定額が相場から著しく外れたデータは集計から除外しています

2024年式以降の比較|MTがATを上回る

2024〜2025年式の「RZ」では、MT車のリセール率が96.4%に達し、AT車を6.0ポイント上回る結果となりました。

一部改良でMT車にも「アイサイト」が標準設定されたことが、理由の1つと考えられます。

アイサイトが付いた仕様のMT車はいまも新車で買えるため、リセールを重視するなら、新車でも2024年式以降の中古でも、まずMT車から検討するとよいでしょう。

なお、改良後モデルは現時点で1〜2年落ちの査定実績のみとなるため、3年落ち以降の長期的な推移は今後の検証が必要ですが、現状は明確にMT車優位の傾向が出ています。

2023年式以前の比較|ATがMTを上回る傾向

一方、MT車にアイサイトが付く前のモデルが中心の2022〜2023年式では、AT車のリセール率がMTを2.7ポイント上回る結果となっています。

当時は「アイサイト」がAT車にしか設定されていなかったことが、理由の1つと考えられます。

2023年式以前の中古を探すなら、AT車を優先して比べると値落ちを抑えやすいでしょう。

グレード別のリセール率と損しない選び方

GR86のグレードは、新車価格の高い順に上級グレードの「RZ」、中間グレードの「SZ」、ベースグレードの「RC」の3つです。1〜4年落ちを合わせて、MTとATを分けて集計しました。

グレードMTAT

「RZ」上級グレード

93.1%

92.2%

「SZ」中間グレード

88.6%

85.4%

「RC」ベースグレード

93.5%

設定なし

出典・集計条件・注記を開く

出典:MOTA車買取 査定実績データ/1〜4年落ち(走行距離は年落ち×1万km以内)の合算。「SZ」が最も低いことは、年落ちの構成をそろえて計算しても同じです/標準仕様のみを集計しており、「RZ“10th Anniversary Limited”」などの特別仕様車は新車価格が異なるため含めていません/MTとATの差は年式によって入れ替わります(前の章を参照)/この表はグレード同士の比較にお使いください

標準グレード(RZ・SZ・RC)の比較|リセール重視なら「RZ」か「RC」

リセール率は、MT・ATともに上級グレードの「RZ」とベースグレードの「RC(MTのみ)」が高く、中間グレードの「SZ」が最も低い結果となりました。

新車でも中古でも、「SZ」はリセール率で不利になりやすい点を押さえておきましょう。

「RC」と「RZ」の比較

「RC」は、16インチのスチールホイールやファブリックシートなど、装備を簡素にしたグレードです。日常の快適さを求めるなら「RZ」、装備より価格を優先するなら「RC」が選びやすいでしょう。

特別仕様車のリセール|台数限定・抽選モデルはリセール率が高い傾向

GR86には、「RZ」をベースにした特別仕様車がたびたび設定されています。

販売方法で分けると、2022年に期間を区切って予約を受け付けた「RZ“10th Anniversary Limited”」と、200台または300台限定の抽選で販売された「RZ“40th Anniversary Limited”」「RZ“Ridge Green Limited”」「RZ“Yellow Limited”」の2種類です。

特別仕様車リセール率「RZ」との差ポイント

10周年記念車期間限定

89.9%

−0.6

台数限定車3車種・抽選

98.3%※

+5.0※

出典・集計条件・注記を開く

出典:MOTA車買取 査定実績データ/1〜4年落ち(走行距離は年落ち×1万km以内)を集計/「RZ」との差は、年式・ミッション・年落ちをそろえた標準の「RZ」のリセール率との差。10周年記念車と比べる「RZ」の多くは、年の途中で新車価格が上がった2023年式のため、差は実際より小さく出ている可能性があります/10周年記念車は「RZ“10th Anniversary Limited”」/台数限定車は「RZ“40th Anniversary Limited”」「RZ“Ridge Green Limited”」「RZ“Yellow Limited”」の合算で、件数が少ないため参考値です/査定額が相場から著しく外れたデータは集計から除外しています

特別仕様車の比較|リセール率が上回るかは販売方法で分かれる

期間限定で受注された「RZ“10th Anniversary Limited”」は、新車価格が同じ時期の「RZ」より12万円高かったものの、リセール率は同じ条件の「RZ」とほぼ同じでした。

一方、200〜300台限定で抽選販売された3車種「RZ“40th Anniversary Limited”」「RZ“Ridge Green Limited”」「RZ“Yellow Limited”」は、件数が少なく参考値ではあるものの、リセール率が同じ条件の「RZ」を5.0ポイント上回っています。

集計数が限られるため、必ずしも高いリセール率を保証するものではありませんが、今後特別仕様車を検討する際は、「台数限定の抽選モデルかどうか」をリセールの目安の1つとして捉えておくと良いでしょう。

GR86を購入する前にやっておきたいこと

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走行距離別のリセール率を4年落ちで検証

中古で選ぶときや将来売るときの参考に、4年落ちの車両のリセール率を走行距離1万kmごとに集計しました。

走行距離リセール率

1万km以内

94.0%

1〜2万km

92.0%

2〜3万km

92.2%

3〜4万km

88.9%

4〜5万km

83.2%

5〜6万km

80.1%※

出典・集計条件・注記を開く

出典:MOTA車買取 査定実績データ/4年落ちの車両のみを集計/走行距離は区分で記録されているため、「1〜2万km」は1万1キロから2万キロまでを指します/査定額が相場から著しく外れたデータは集計から除外しています/1〜2万kmと2〜3万kmの差(0.2ポイント)は誤差の範囲で、3万km以内は区分による大きな違いはありません/※は集計対象が少ないため参考値です(30件未満)

走行距離の比較|3万kmを超えると下がり始める

4年落ちのGR86を集計したところ、1万km以内が94.0%、1〜2万kmが92.0%、2〜3万kmが92.2%となりました。

1〜2万kmと2〜3万kmの間でわずかに数値が逆転していますが、走行3万km以内であれば大きな差はなく、92〜94%前後の高い水準です。

しかし、走行3万kmを超えるとリセール率は3〜4万kmで88.9%、4〜5万kmで83.2%と段階的に下がります。

走行距離が4万kmを超える車両は、リセール率が83%台まで下がります。購入時の価格を優先するなら選択肢に入りますが、手放すときの査定額も低めになる点は押さえておきましょう。

売却を考えている方は、4万kmを超える前、3万km台までに一度査定額を確かめておくと安心です。

まとめ

1
値落ちの心配は小さい
4年落ちでもリセール率は91.9%。普通車平均やBRZより値落ちしにくいクルマです。
2
2024年式以降のアイサイト付きMT車は、ATよりリセール率が高いです。一方で2023年式以前の中古を探すなら、AT車を優先して比べると値落ちを抑えやすくなります。
2024年式以降のアイサイト付きMT車は、ATよりリセール率が高い結果です。
3
グレードは「RZ」か「RC」
中間グレードの「SZ」は、リセール率が最も低い結果です。
4
特別仕様車なら台数限定モデルに注目
参考値ではありますが、抽選販売の台数限定車は標準の「RZ」よりリセール率が高い傾向です。
5
4年落ちの走行距離は「売るなら3万km台まで」
4万kmを超えると、リセール率の下がり幅が大きくなります。

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