回答者の70%以上があおり運転被害の経験あり|体験談と対策も紹介

  • 筆者: MOTA編集部

あおり運転は想像以上に身近だった

最近ニュースなどで聞くことの多いあおり運転。

先行車に対して車間距離を異常に詰める、急接近する、クラクションやハイビーム、罵声などで威嚇する危険行為です。これにより被害者と加害者の車両が接触したり、被害者が逃げようとして二次的な事故が発生したりする可能性があります。また反対に、無理に前に割り込んで急ブレーキをかけ、追突を誘発するケースも。

あおり運転による死亡事故も実際に起きており、もはやマナーの悪さでは片付けられない、非常に悪質な行為と認識されています。

そこでMOTAでは、Twitterのフォロワーのみなさんを対象に、あおり運転に遭った事があるかのアンケート調査を行いました。

Q. あおり運転を受け、または目撃したことがありますか?

◆受けたことがある:71%

◆受けたことはないが目撃したことがある:12%

◆受けたことも目撃したこともない:17%

(回答数:286票)

なんと、7割以上の回答者が実際にあおり運転を受けた経験ありという結果に。また、あおり運転被害に遭った状況に関するコメントもいただきました。

回答いただいた皆さんの声

■6、7年前、初心者マークを着けてコンパクトカーに乗っていたら、何もしてないのに後ろにぴったり付けられた。追い越し車線から走行車線に移ってもピッタリ張り付く。速度は速めに走ってるのに。相手は高級輸入車だった。初心者をからかってるのかな。

■毎日の様に受ける。こちらが軽自動車だからと思って舐めてやってくる。これが高級車だとやらない。

■前車のコンパクトカーの時、トラックや軽自動車を含め結構されました。なるべくすぐに避けるようにしていたので、大事に至ったことはありません。現車のステーションワゴンも煽られます。避けても何故か後ろに丁寧についてくる車が増えました。理由は不明ですが、気分は良くないです。

■堤防沿いの幅員4メートルほどの住宅街を時速30キロほどで走行していると、後ろから大型SUV車が近づいてきて、気持ち近めの車間距離で走られる。その後堤防に登った直後、幅寄せされながら追い越されるという状態でした。当方は小型SUV車です。

■首都高湾岸線の追い越し車線で大型トラックに執拗に煽られました。パッシングにホーンまで。走行車線に避けたら、横付けされて幅寄せまでされました。ナンバーと会社名を同乗者に覚えさせ、後日、その会社の運行管理者宛と某県トラック協会に電話しました。

許せないのは大型トラックや大型バス等のプロドライバー(緑ナンバー)のあおり運転です。プロ意識を持って運転して欲しいです。

あおり運転に遭遇するのは夜が多いです。大型トラックが圧倒的に多いです。関わりたくないので、無視に限ります。

バイク乗ってるとしょっちゅうですよ。すり抜けもせず、お行儀よく走ってても煽られたり、幅寄せされたりします。

■当方バイクでですが、軽自動車に煽られることがあります。

※具体的な車種名、メーカー名に関する記述は編集させていただきました。

調査を終えて

調査から見えてきたのは、被害者には軽自動車やコンパクトカー等、小さい車が多い例が目立つという点です。また初心者マークを付けて運転していて被害にあったケースも有り、運転の技能・経験が劣っている可能性のあるドライバーを標的にしている点で、非常に危険かつ卑劣な行為と言えます。

また、大型トラックに被害を受けたという例も目立ちました。夜の高速道路を走行中の大型トラックなど、ぶつけられたり、幅寄せされたりしたら一般の車両はひとたまりもありません。が、中には加害車両のナンバーを控えて、運行管理者に通報した例も。

また、バイクで被害にあった例もありました。過去にはバイクで走行中にあおり運転被害にあって、バイクの運転者が死亡した事例もあります。特にバイクの場合、車両の追突により転倒、被害が甚大化する可能性があるので非常に危険です。

あおり運転を受けたらどうすればいい?

警視庁のホームページには、あおり運転に遭遇した場合の対処に関して下記の通り紹介されています。

危険な運転者に追われるなどした場合は、サービスエリアやパーキングエリア等、交通事故に遭わない場所に避難して、ためらうことなく警察に110番通報をしてください。

一番危険なのは、無理に速度を上げて逃げようとしたり、車から降りて当事者間で解決しようとすることです。車内に入ったままできるだけ安全な場所に退避した上で、警察に通報するようにしましょう。

あおり運転の加害者はどんな罪に問われる?

同ホームページによると、あおり運転の加害者は車間距離保持義務違反、進路変更禁止違反、急ブレーキ禁止違反等の道路交通法違反のほか、危険運転致死傷罪(妨害目的運転)や刑法の暴行罪に該当する可能性があると紹介されています。

本来、車を運転する際は、周りの車の動きなどに注意し、安全な速度での運転を心掛け、十分な車間距離を保つ必要があります。被害にあった場合にはためらわず、警察に通報するようにしましょう。

またドライブレコーダーを活用し、証拠を残すことも大事です。最近は前後両方を撮影可能なモデルもラインナップされています。

[筆者:MOTA編集部]

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MOTA編集部
筆者MOTA編集部

MOTA編集部。編集部員は、自動車雑誌の編集者やフリーランスで活動していた編集者/ライター、撮影も同時にこなす編集ディレクターなど、自動車全般に対して詳しいメンバーが集まっています。

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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