ルノー カングー 試乗レポート／清水草一(2/3)
- 筆者： 清水 草一
- カメラマン：池之平昌信
レナウルトではない！ルノーだ！しっかり覚えるんだ！なでしこ諸君
ところで諸君、このクルマ、どこの国製か知っておるか？
早紀：「えー、知りません。なんかガイシャっぽいけど……」
結衣：「あ、ここに名前が書いてある。えーと、レナウルト？聞いたことないなぁ」
それはルノーと読むのだ。フランス語でな。このクルマの名前はルノー・カングー。フランス車だ。
しずか：「え～、フランスのクルマなんですか」
結衣：「なんかステキ！」
フフフ、大和なでしこは「フランス」とか「パリ」と聞いただけで、必ず目が潤んでくる。そう、これはフランスのステキな実用車。ま、日本風に言えばミニバンのようなものだ。まずは座ってみなさい。
結衣：「わ～、後ろに3人並んで座ってもぜんぜんひろ～い！」
その通り。カングーの後席は3人分のセパレートシートになっている。シートの作りもしっかりしてるし、座り心地もマシュマロのようにフンワリ。これがおフランスの味なのだよマドモワゼル。余談だが、今度のマイナーチェンジでシートカラーがダークグレーに変更され、質感をより高めておる。そしてシートアレンジも、ほらこの通り。
早紀：「わっ、助手席がテーブルになった！」
しずか：「キャンプとか行きたーい！」
前席の背面には折りたたみテーブルが内蔵されているから、アウトドアにはもってこい。カーゴにいろんなものを放り込めば、いつでも出発可能なのだ！
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1962年東京生まれ。慶大法卒。編集者を経てフリーライター。代表作『そのフェラーリください!!』をはじめとするお笑いフェラーリ文学のほか、『首都高はなぜ渋滞するのか！？』などの著作で交通ジャーナリストとしても活動中。雑誌連載多数。日本文芸家協会会員。記事一覧を見る
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