あまりにもカラフル! ルノー カングーはなぜいつも自由過ぎる限定カラーを出すのか?

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ルノー カングーと言えば、日本でも根強く支持され続ける個性的なワゴンだ。商用車由来なのにどこかオシャレなデザインはもちろんのこと、年に複数回、カラフルな限定車を連発するのも定番になっている。「なぜ年に何度も限定車を出すの?」そんな素朴な疑問をルノージャポンの担当者に直撃。カングー限定車の秘密について詳しい話を聞くことができた。

目次[開く][閉じる]
  1. 2020年だけで5つのカラフルな限定車を出したカングー
  2. 日本独特のニーズがあり商用車だからこそ実現した特別な色
  3. カングーならではの特別イベントを開催

2020年だけで5つのカラフルな限定車を出したカングー

単なるお買い得仕様じゃない! 個性的なカラーをウリにする限定車

ルノー・ジャポンは、9月に入ってカングーの限定車を相次いで2つ発表した。

1つはイエローの限定車「ルノー カングー ラ・ポスト」(限定200台)。カングーにはもともとイエロー(ジョン アグリュム)のカラーが用意されイメージカラーにもなっているが、こちらはなんと別の黄色! 実は2015年に一度発売され即完売となっていた人気色で、今回は2度目の登場となる。

もうひとつも面白い。「ルノー カングー アシエ」(限定150台)は、専用ボディカラーのグレー(グリ アーバン)にあえてブラックバンパーと黒いスチールホイールを組み合わせ“ドレスダウン”。フランスの職人さんたちが業務用で乗っているような“はたらくくるま”のタフなイメージを狙ったモデルだ。実はこちらも2度目の登場で、人気のほどがうかがえる。

2020年だけでもカングーの限定車は合計5種類。しかもよくあるお買い得仕様車とかではなく、いずれも個性的なカラーを特徴としている。他メーカーではあまりない特異な販売方法と言えるだろう。

通常のカタログモデルでも黄色や茶色など個性的なカラバリを用意

日本の軽自動車などは、最初から10パターンを超える豊富なカラーバリエーションの選択肢が用意される例も多い。数が限られる輸入車とはいえ、ルノー・ジャポンではカングーに通常のカタログモデルで6色を展開。しかも黄色や茶色など、他のモデルではなかなか用意されない個性的なカラバリで「攻め」ている。

それなのに、さらにわざわざ頻繁に少量の限定車を連発する理由が気になるところだ。

日本独特のニーズがあり商用車だからこそ実現した特別な色

そんなに売れるとは思っていなかった黄色いボディカラー

カングーはあくまで仕事道具であり、フランスでのカラー展開は白や黒、グレーといった地味なものばかり。だが、2002年、初めて日本にカングーを導入する際、イメージカラーとして黄色を使用。すると、当時の日本で黄色のボディカラーは珍しく、あくまでインパクトを重視した“見せ色”だった黄色は大ヒット。約6割のユーザーが黄色を選択し、当時の広報担当者にとっても驚きだったという。

そのことが、“日本ではポップな色が売れるのかもしれない”というひらめきに繋がり、さまざまな色の限定車を出すきっかけのひとつとなったのだ。

先にも触れたとおり、フランス本国ではプロユースの商用車。その性格上、顧客である企業のため、一定ロッド以上の台数なら顧客の要望に合わせ、ほぼ好きな色に塗ることができる。

そこに目をつけたルノー・ジャポンの担当者は、本国のルノーにかけあい、日本のユーザーが求める特別な色のカングーを発注。当初フランス本国では、そんな派手な色が売れるのか?と心配する声があったそうだが、これまで販売された限定車はほぼ完売しており、日本のために限定色を塗装することが当たり前となっているという。

限定車の名前に秘められたルール

2020年9月10日から発売される限定車には、「アシエ」や「ジョン ラ・ポスト」といった名前がつけられているほか、これまでも、「ペイサージュ」や「エヴァジヨン」など、いかにもフランスらしいオシャレな名前がつけられている。そんな中、カングーファンにはお馴染みの「クルール」は、フランス語で「色」を意味する言葉で、カングーとして初めて採用される色の時にのみ使用される名前。つまり、今後「クルール」と名づけられた限定車が登場した場合、これまでに見たことない新色のカングーが発売されるということになる。

まさかの限定色! その自由過ぎる発想にユーザーは響いている

ちなみに今回発売される「ジョン ラ・ポスト」の特徴的な黄色は、フランス郵便の配達・集配用車両の色。だから「ラ・ポスト(フランス郵政公社)」という名前がつけられているのだ。例えるなら、あの日本郵便の赤い色に塗られた日本車がフランスで売られるようなもの! 自由過ぎる発想に改めて驚かされる。

「次はどんな色であっと驚かせようか」そんなルノー・ジャポンの会議室での楽しそうな声が聞こえてきそうだ。毎回あっという間に売れてしまう限定カラーは、そんな自由で楽しい発想に共鳴するユーザーが多いことの表れだろう。

カングーならではの特別イベントを開催

ルノー・ジャポンでは、毎年カングーオーナーを対象にした「カングージャンボリー」というイベントを開催している。全国各地から色とりどりのカングーが終結し、その様子はまるでモザイクアートのように華やかだ。しかし、2020年はコロナ禍の影響により「カングージャンボリー」は中止になってしまい、がっかりしたオーナーも多いことだろう。

しかし、イベントを開催してほしいという声が多く、協議を重ねた結果、規模や安全対策を万全にした状態で、「カングー キャンプ 2020」を開催することになった。

ワーケーションをテーマに開催され、毎回あっという間に定員に達してしまう人気イベントであるため、興味があるという方は要チェックのイベントだ。

カングー キャンプ 2020開催概要

・開催場所:千葉県市原市葉木176-1 一番星ヴィレッジ 市原オートキャンプ場

・開催日:10月9日(金)から10日(土)

・申込受付期間:9月12日(土)10:00から20日(日)23:59まで

・募集台数:20台

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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