富士重工業、「SUBARU BRZ」を公開

富士重工業は、第42 回 東京モーターショー2011に、「SUBARU BRZ(参考出品)」を世界で初めて公開する。

SUBARU BRZ は、トヨタとの共同開発のもと、誰もがクルマを操る愉しさと悦びを感じることのできる、水平対向エンジンFRレイアウトのスポーツカー。

「Pure Handling Delight ー新しい次元の運転する愉しさ」をコンセプトに、水平対向エンジンをより低い位置に搭載し、世界トップクラスの低重心による優れたハンドリング性能を実現した。

【主な特長】

 <コンセプト>

「Pure Handling Delight ー 新しい次元の運転する愉しさ」 水平対向エンジンそのものが持つ「低重心」「軽量」「コンパクト」という特長を最大限に活かし、さらに低く、より車体中心に近づけてエンジンを搭載し、世界トップクラスの低重心を実現しました。誰もが安心して、気軽にクルマを操る愉しさを体感できるスポーツカー。

<デザイン>

●「超低重心パッケージング」

SUBARU BRZは、低く搭載した水平対向エンジンに加えて、専用設計したプラットフォームによりスポーツカーらしい低いドライビングポジションを備えた超低重心パッケージングを実現した。

全高1,300mm、ワイド&ローのスタイリッシュなクーペボディとしながら、同時に2+2の居住空間や十分な容量の荷物を収めることのできるトランクルームなど、ロングツーリングにも使える実用性も両立させた。

●エクステリア

スポーツカーとして、「走りの愉しさ」を直感させるデザインを狙いました。また、ひと目でスバルとわかる造りこみをした。

フロント

超低重心パッケージングにより、低いエンジンフードを実現すると同時に、隆起したフロントフェンダーにより、走りへの期待を高めるデザインとした。

また、六連星オーナメントを中心に、ヘッドランプデザインおよびヘキサゴングリルなど、スバル共通のデザインで構成した。

サイド

低重心シルエットを活かして抑揚のあるフェンダーフレアによる官能美を際立たせつつ、Cピラーの形状やリヤガラスの傾斜角、トランクリッドのレイアウトなど、空力に配慮した機能美を融合させた。スポーツカーらしく前後オーバーハングを切り詰め躍動感を表現し、フロントフェンダーにはシャープかつ上質なアクセントを加えた。

リヤ

張り出したホイールフレアとコンパクトなキャビンの対比によって、ワイド感と安定感のあるデザインとし、コーナーを駆け抜ける後ろ姿の美しさを表現した。

●インテリア

ドライバーと車が一体となった新しい次元の運転の愉しさを表現するために、ディテールにこだわった。

・ ステアリングを小径化し、スポーツカーらしい操舵感の高さをねらった。

・メーターは、デジタル速度表示を備えた回転計を中央に配置し、視線をそらすことなく瞬間的に必要な情報を読み取れるようにした。

・シートは、超低重心パッケージングに合わせ着座位置を下げた専用スポーツシートとして、確実なホールド性を実現した。

<メカニズム>

●エンジン

新世代ボクサーエンジンの設計思想を活かし、自然吸気のスポーツエンジンらしく高回転まで気持ちよく吹けあがる環境性能に優れた高効率エンジンを専用開発した。

・ボア×ストロークは、86mm×86mmのスクエアとした。

・共同開発を活かし、トヨタの直噴技術 D-4S(燃料噴射システム)を組み合わせた。

・ 超低重心パッケージングを実現するために、インテークマニホールドの高さやオイルパンの形状などの工夫により、エンジンのコンパクト化を図った。

●トランスミッション

スポーツカーを操る愉しさを実現するために、シフトフィールやレスポンスにこだわったトランスミッションを開発した。

・6MTはシフトレバーをショートストロークとし、剛性感、節度感、操作荷重の最適化など、徹底的にシフトフィールの気持ちよさにこだわった。

・E-6ATは、変速レスポンスにこだわり、応答性を高めたSモードや任意のギアを選べるMモードを設定し、パドルシフトの採用やブリッピングコントロールとあわせて、意のままに走りを愉しめる仕様とした。

●ボディ

超低重心パッケージングを成立させるための新たな軽量高剛性ボディを開発した。

・低重心、そして低いドライビングポジションを実現させるため、ボディフレームレイアウトにペリメータフレームの考え方を採用した。

・ボディは、高い運動性能を実現させる最適なボディ剛性と衝突安全性能に必要な強度を確保し、軽量化との両立をねらい、剛性・強度配分に配慮した骨格構造とした。

・高張力鋼板の積極採用で軽量化を図り、特に車体上部への採用で低重心化に貢献している。

・フロントフードにはアルミを採用し軽量化をはかりつつ、構造を工夫することで車高の低いスタイリングと歩行者保護性能を両立した。

●シャシー

超低重心パッケージングを活かした操縦性と走行安定性の高次元での両立をはかり、ステアリング操作へのダイレクトでシャープな反応を実現し、ドライバーと車との一体感を高めた。

・フロントサスペンションには軽量・高剛性なストラット式、リヤサスペンションにはショックの吸収に優れるダブルウイッシュボーン式を採用した。

・超低重心パッケージングによる低いフロントフードを実現するために、ストロークを確保しながらストラットマウントの高さを下げた。

・ タイヤ は、215/45R17(代表値)とし、軽量・高剛性なアルミホイールと組み合わせた。

・ 全車に横滑り防止装置を採用し、運転の愉しさと安全性の両立を図った。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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