Tesla初の電動ピックアップトラックCybetruck(サイバートラック)の納車を開始


かつては実現不可能と思われ、専門家も”絶対に作れない”と言っていた車が登場。


日本時間12月1日、テスラ本社のあるギガファクトリー・テキサスにて、Elon Musk CEOは「Cybertruck」のファーストデリバリーを行いました。




発売から納車まで4年の歳月を費やし、電動ピックアップトラック「Cybertruck」は、Elon Muskでさえ決算説明会でこの車の量産の難しさを「自分で自分の墓穴を掘るようなもの」と比喩していましたが、ついに不可能が可能になりました。
テスラの主力製品S3XYモデルから「Cybertruck」まで、テスラはその比類なき商品力を再び証明した形となり、自動車のメカニカルアーキテクチャと生産方法を根本から見直したものです。これらは自動車製造プロセスにおける全面的なイノベーションの傑作であり、未来のプロダクトとなります。


「Cybertruck」はトラックよりも実用的で、スポーツカーよりも速いことを実現しました。


ステンレス鋼の外骨格ボディ、アーマーガラス、オールテレインタイヤを採用し、耐久性と同時にあらゆる路面状況に適応できます。約4,990kgの牽引力はアフリカ象を引っ張れるほどの力となります。
https://x.com/cybertruck/status/1730406381675499645?s=20


加速性能は、わずか2.7秒で時速100kmまで到達し、歴代のスポーツシーンをけん引している名車 ポルシェ911よりも速い加速性能を誇ります。最高速度は209km/h。わずか2.7秒で時速100 kmまで加速するビーストモード。高速走行時も安定し、新たに採用したステアバイワイヤーとリアステアリングによって、スポーツカーのようなハンドリングを実現できます。 テスラS3XYモデルが自動車業界に起こした革命に続き、今後、「Cybertruck」が新しいドライブ体験と米国ピックアップトラック業界をひっくり返せすに違いありません。


Cybertruck のRWD(後輪駆動モデル)、AWD(全輪駆動モデル)、そして最上位モデル「サイバービースト」の現在の価格は、米国の公式サイトに掲載されている通り、60,990ドル、79,990ドル、99,990ドルとなります。
弾丸にも横転にも強い。テスラの設計の第一原則は安全性
特徴的なエクステリアに目が引かれる「Cybertruck」ですが、テスラの車両設計における最優先事項は安全性となり、「Cybertruck」も同様です。新しい合金を作り上げ、サブマシンガンによる「耐久試験」にも無事成功し、車体には1発の銃弾も貫通できませんでした。アーマーガラスは、時速112kmの野球ボールやクラス4の雹(直径2.5cm~5cmのひょう)の衝撃にも耐えられ、プレゼンテーションのビデオにもあった通り、超低重心は車体の横転リスクの低減にも役立っています。
https://x.com/cybertruck/status/1730405000608661527?s=20


「Cybertruck」のボディには、モデルYなどにも採用されているダイキャスト技術が採用されています。 現在、テスラのギガファクトリー上海で使用されている6,000トンのダイキャストマシンは、モデルYのリアアンダーボディの溶接工程における接合プロセスを大幅に簡素化し、溶接接合部や車体に塗布される接着剤などを大幅に削減し、もともと70以上の溶接部品で構成されていたリアアンダーボディをワンオフのダイキャスト形状に成形します。この技術は生産効率を向上させると同時に、ボディの衝突安全性と車両の安全性の向上にも役立っています。
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2023年初頭、アメリカ・カリフォルニア州のテスラオーナーが、奥さんと2人の子どもを乗せてテスラ モデルYを運転し、高さ80メートルを超える崖から転落しました。車両は炎上せず、4人の乗員は軽傷で済み、地元の救助隊員は「まさに奇跡」と公言していました。 事故現場は「悪魔の崖」として知られ、過去にここで転落事故から生還した者はほとんどいないとして知られてい場所でした。


10月には、海外のテスラ オーナーが銃弾の雨の中をテスラ モデル3で約23km走行し、武装襲撃から逃れました。彼のモデル3には100発もの銃弾が命中し、車両は大きなダメージを受けましたが、それでも撃たれて負傷された方を時速180kmのスピードで病院まで運ぶことができたようです。 この生死をかけた事件は、ネットユーザーから「テスラ最高の広告」と呼ばれていました。


 これらの極端なケースにおける「奇跡」は、テスラのボディ構造と使用されている素材によるところが大きいと考えられます。テスラのボディは高張力鋼でできており、その構造の一部はマルテンサイト系ステンレス鋼という、通常、空母の甲板で使用される素材です。このため、テスラはネットユーザーから「陸上空母」と呼ばれることもあり、これらの超高強度素材は車内の乗員を保護し、フロントとリアには十分なクラッシャブルゾーンが設けられ、さらにあらゆる角度からの衝突に対してクッションとなるアルミニウム製ユニボディ・ダイキャストが採用されています。モデルYのルーフ構造はアフリカゾウ2頭分の重量に耐えることさえできます。
 現在、モデルYは、世界の主要な安全性評価機関が実施する衝突試験で、すべての安全性評価5つ星を獲得しており、モデルYとモデルSは、欧州新車安全評価協会(EACSA)から業界最高のアクティブセーフティスコア98点を獲得しています。 しかし、安全性のトップランナーであるテスラにとって、あくまでも通過点に過ぎません。2023年テスラ株主総会でElon Muskは、テスラは今後も車両の安全性を向上させ、満点までの2点を縮めていくと述べています。


 最高な安全性を達成するために、テスラは、既存の業界知識やベストプラクティスを車両開発に活用できる場所を絶えず探求し、それらを基に、より高い精度を達成しようと努めています。既存の技術が利用できない場合は、それらを革新して新しい機能を追加する。これは、テスラの設計を導く「安全第一」の原則の反映となります。 正式に納車を開始したピックアップトラック「Cybertruck」の安全設計は、その証しとなります。


テスラは遅いクルマは作らず、911より速いピックアップトラックを作る。
発表会で最も劇的だったのは1/4マイルの加速競争で、「Cybertruck」がポルシェ911に快勝し、さらにカメラビューが切り替わり、「Cybertruck」の後ろには、けん引したもう一台の911がありました。
https://x.com/Tesla/status/1730326461469331929?s=20




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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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