10月9日はトラックの日! 調査で明らかになったみんなのトラックに対する意識とは?

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10月9日は「トラックの日」であることをどれだけの方がご存じだろうか。全日本トラック協会が行ったアンケート調査をもとに、国内貨物輸送の9割を担うトラック輸送の現状と、私たち一般人のトラックに対する意識について見ていこう。

目次[開く][閉じる]
  1. あらためて考えたい緑ナンバートラックの重要性
  2. 国内貨物輸送量の9割を担うトラックは生活と経済のライフライン
  3. トラック輸送への理解を深めよう

あらためて考えたい緑ナンバートラックの重要性

公益社団法人全日本トラック協会は、10月9日の「トラックの日」に合わせ、2020年9月11日~9月14日の4日間、全国の20歳~69歳の男女1000人を対象に「トラック輸送に関する意識調査」を実施した。

なお、トラックの日とは、全日本トラック協会と47都道府県トラック協会が、事業用の緑ナンバートラック(白ナンバーは自家用)の役割や重要性を社会にPRするために1992年(平成4年)に制定したもの。「トラック」の「ト(10)」と「ク(9)」を取り、制定日の10月9日を「トラックの日」と定め、この日を中心に、全国各地でさまざまなイベントを開催する。

国内貨物輸送量の9割を担うトラックは生活と経済のライフライン

「トラックは“生活と経済のライフライン”だと思う」という回答が9割に達し、もしもトラック輸送が止まってしまったら、食品や衣料品が届かなくなるなど、国内の物流に大きな影響を与えるという認識を持っているようだ。

今やトラックによる輸送は、国内貨物輸送量の9割にもおよび、大小さまざまなトラックが道路を走る姿は、もはや日常の風景となっている。インターネットをはじめとした通信販売の商品や、食品や衣料品のほとんどはトラックによって運ばれ、私たちの生活維持になくてはならない存在と言ってもいいだろう。

災害発生時にも頼りになるトラック

都市部を除いて国内の道がまだまだ未舗装路ばかりだったころ、物流の主力は鉄道であったが、戦後復興や高度経済成長に伴ってトラック輸送の割合が増加。現在では、国内貨物輸送量の9割をトラックが運んでいる。

鉄道からトラックへ移り変わった要因は、高速道路網が整備されたことと、トラックは鉄道に比べ災害に強いということが挙げられる。記憶に新しいところでは、2011年に発生した東日本大震災では、鉄道網に大きなダメージを受けた被災地へ救援物資の緊急輸送が行われていた。

なお今回の調査結果では、「トラックが国内貨物輸送量の9割を運んでいること」に対する認知率は3割弱、「トラックは自然災害時に、国や自治体と連携して被災地に緊急支援物資の輸送をしていること」の認知率は5割強となった。

トラック輸送への理解を深めよう

続いて、大型トラックとの関わりについての調査では、「渋滞中に大型トラックの左側をバイクや自転車ですり抜けることは大変危険」という認知率6割半、「大型トラックの前に急な割り込みをするのは乗用車の前に割り込むより危険」の認知率は6割強となった。車体も大きく重量のあるトラックは、乗用車と大きく特性が異なるため注意しなければならない。

“好きなときに休憩”とはいかないトラックドライバー

また、「高速道路のSA/PAで大型車用の駐車マスに駐車する乗用車がいるため困っている大型トラックがいること」を知っていた割合は4割強と半数を下回った。トラックドライバーは4時間の運転につき、30分の休憩を取ることが義務付けられている。そのため、駐車スペースがないからという理由で休憩を取らないわけにはいかない。決められた時間で運行しなければならない彼らにとって、休憩のために駐車するスペースは非常に重要なのである。

今回発表された全日本トラック協会調べのアンケートの中に「トラックドライバーに感謝したいエピソード」という、自由回答形式のメッセージがある。回答者からは「要望の時間どおりにきちんと届けてくれた(20代男性)」「コロナ禍で荷物が多いなか、これまでと同じように笑顔で気持ちよく届けてもらい元気が出た(50代女性)」といった、トラックドライバーの誠実さ、気遣いに関する声が多く見られた。

10月9日は、日頃私たちの生活を支えてくれているトラックと、そのトラックを日々安全・正確に運転する誠実なトラックドライバーに対し、改めて感謝の気持ちを持つ1日にしたいものだ。

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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