タイヤチェーンの違いでどう変わる？3種類のタイヤチェーンを使用し、雪道での旋回と急制動を検証！

ちょっと気になるタイヤチェーンの違い

年末年始、帰省や旅行先で急な降雪や積雪に遭遇したり雪道を走る可能性もあるため、スタッドレスタイヤやタイヤチェーンの装備は必須である。そのタイヤチェーンにも金属や非金属、さらにその中でも様々な種類があるため、タイヤチェーンの種類別で旋回と急制動にどう違いがでるのかを検証。

検証条件

1.前輪駆動のコンパクトカーを使用

2.ノーマルタイヤ及びタイヤチェーンは新品を用意。チェーンは前輪（駆動輪）に装着。

3.タイヤチェーンは金属チェーン（亀甲型）、金属チェーン（はしご型）、非金属チェーン（ウレタン系）の3種類。

4.テストはそれぞれ3回実施。

旋回テスト

圧雪路の旋回路コース（半径25m）をカラーコーンに沿って走行できるか、挿入速度時20km/hと時速30km/hで検証。

結果：時速20km/hではすべてのチェーンで安定して走行できたが、時速30km/hになると挙動に差が出た。

急制動テスト

圧雪路の直線路で時速40km/hまで加速し緑色のカラーコーンで急制動。

結果：非金属チェーン（ウレタン系）の制動距離が平均で24.8mと最も短い距離で停止。

非金属チェーン（ウレタン系）が最も短い距離で止まることができたが、雪道は頻繁に路面状況が変化するので、タイヤチェーンを装着しても、雪道では速度を抑えて慎重に走行することが大切だ。

雪道の走行では、必ずスタッドレスタイヤまたはタイヤチェーンを装着し、急ブレーキ、急加速などの「急」の付く運転は避け、慎重な運転を心がけたい。

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