伝説のクルマ“デロリアン”開発者の人生がスゴかった! 映画「ジョン・デロリアン」公開

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2019年12月7日、映画「ジョン・デロリアン」が公開される。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」3部作で使われ、爆発的に有名になった車「デロリアン(DMC-12)」を開発した男、ジョン・デロリアンの人生を描いた伝記的映画で、歴史だけでなく貴重な古いアメ車もじっくり楽しめる、クルマ好き必見の映画となっている。

>>古いアメ車好きにはたまらない! 映画劇中カットを画像で見る(10枚)

目次[開く][閉じる]
  1. 映画「ジョン・デロリアン」日本公開!
  2. 激動の人生を歩んだジョン・デロリアンとは?
  3. 古き良きアメ車の時代
  4. 映画の概要

映画「ジョン・デロリアン」日本公開!

破天荒な男の人生と伝説の名車たち

本作は、天才的自動車エンジニアでありながら、詐欺や横領、脱税を行い、ハリウッドセレブをはじめイギリス、アメリカ、そしてスイスの政府からお金を巻き上げるほど破天荒な人生を歩んできたジョン・デロリアンの人生の中で、最も激動だった時期にフィーチャーした初めての伝記的映画となっている。

夢の車「デロリアン」を生み出した一人の男の波乱に満ちた人生はもちろん、伝説級の車が走るその姿は、カーマニア垂涎のシーンとなっている。

激動の人生を歩んだジョン・デロリアンとは?

天才? それとも犯罪者!?

ジョン・デロリアンは大胆かつ斬新なアイディアで60年代のアメリカ自動車業界を席巻し、史上最年少で大手自動車会社の副社長に抜擢、シボレー・カマロやダッジ・チャレンジャー、そしてフォード・マスタングなど、現在にもその名を残す数々の名車の基盤を作り上げた伝説の人物だ。

193cmの長身で仕事と美女を愛し、派手なセレブ暮らしを送っていた。しかし彼の理想と夢を注ぎ込んだDMC-12が生産されたのはわずか3年半で、自ら立ち上げた自動車メーカーも倒産してしまう。

そしてそんな中、ジョンが麻薬取引の疑いで逮捕され、会社の凋落(ちょうらく)を決定づける一大スキャンダルを巻き起こしてしまう…。

古き良きアメ車の時代

当時の雰囲気をそのまま再現!

彼の激動の人生にフィーチャーした本作では、劇中、彼自身が生み出した車「デロリアン」や「GTO」といった数々の名車が登場する。

もちろん、本作の撮影時には本物のデロリアンを使用しており、現在のオーナーたちによって完璧に整備された30台以上のデロリアン(DMC-12)が勢揃いしたとか。

プエルトリコで行われた撮影のロケ地には、1980年代に建てられた邸宅が多く残る地区が選ばれ、古き良きアメリカの雰囲気を見事に再現している。

邸宅の前に駐車されているだけでもさすがの美しさを放つデロリアンが目を引く一方で、撮影スタッフは現地で古いポンティアック GTOも見つけ出し、劇中、ジョンの友人として信頼を得ながらも、麻薬取引に巻き込むジム・ホフマンの愛車として使われている。

映画の概要

あらすじ

1977年、南カリフォルニア。パイロットのジムは、麻薬密売の現場をFBIに押さえられ、罪を問われない代わりにFBIの情報提供者となる。

彼は引っ越した家の隣に住むのがゼネラルモーターズでポンテアック GTOの開発に携わったジョン・デロリアンだと知り驚く。

美しい妻子とともに素晴らしい家に住み、夢のために自らの会社を立ち上げ、革新的な車「デロリアン」を開発しているジョンの完璧な人生に憧れるジム。

しかしジョンの会社は新車開発で様々なトラブルが発生し、彼は資金繰りに窮していることを知ったジムは、友人となったジョンをFBIに麻薬密売の罪で売り渡す計画を立てるのだった…。

STAFF

出演:リー・ペイス、ジェイソン・サダイキス、ジュディ・グリア、マイケル・カドリッツ

監督:ニック・ハム

2018年/アメリカ/113分/シネスコ/5.1ch デジタル/原題:DRIVEN/日本語字幕:種市譲二/配給:ツイン

(c)Driven Film Productions 2018

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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