西日本の大雨の影響受け、現地では依然として道路冠水や土砂災害、集落の孤立が続いている。そんな中、JAFが大雨による冠水の被害を防ぐ方法を公開している。
JAFの発表によると、7月5~6日の2日間、福岡県内だけで74件、九州全体で86件もの車両浸水トラブルの報告・相談が寄せられたという。
トラブルの多くを占めていたのが浸水によるエンジン不始動、ついで落輪という。大雨の際には避難や買い出しなどで自動車を使う機会も多くなりがちだが、JAFは下記の点に気をつけるよう呼びかけている。
1時間に50mm以上の激しい雨がふると、滝のような雨でワイパーが利かず視界・見通しが悪くなるとのこと。そのためJAFでは、不要・不急な外出は控えるよう呼びかけている。
地下道、アンダーパスは水がたまりやすいため、浸水の被害に遭いやすい。できるだけ該当のルートを使用しないほうが良い。
落輪やエンジンルーム等に水が入る恐れがるため、仮に目視で水深が浅そうに見えても、警戒するように呼びかけている。
またJAFでは、冠水した道路を無理に渡ろうとするとどうなるかのテスト動画を公開している。使用されているのは一般的なセダン車(トヨタ マークII)で、深さ60cm、長さ30mの冠水道路に10km/hで侵入している。
結論からいうと、冠水域を渡りきれずに車両は停止。ドアはなんとかこじ開けることができているが、これより水深が深い場合は、ドアの開閉が難しくなる可能性も十分に有りうる。
特に大雨の際は、車両が動かないことにより、土石流に飲まれたり安全な場所まで避難できなかったりといったさらなる被害にあう可能性もある。冠水した道路にはうかつに近づかないようにしたい。
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