トヨタ、79人乗りFCバスコンセプトモデル「SORA」を発表【東京モーターショー2017】
トヨタは、燃料電池バス(以下、FCバス)のコンセプトモデル「SORA」を公表した。コンセプトモデルをベースにした市販型は、2018年から発売を予定しており、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、東京都を中心に100台以上のSORAが導入される予定である。
コンセプトモデルSORAは、「受け継がれていく街のアイコン」を開発コンセプトに、FCユニットの特性を最大限に生かし、路線バスのうれしさを大きく高めたバスで、2つの想いを込めている。
想い1-社会の“奉仕車”
世のため人のために働くクルマであるからこそ、環境に配慮するとともに、モビリティサービス以外でも社会に貢献できるバスを目指した。
・燃料電池自動車「ミライ」向けに開発したトヨタフューエルセルシステムを採用し、走行時にCO2や環境負荷物質を排出しない優れた環境性能を実現。
・大容量外部給電システムを搭載し、高出力かつ大容量の電源供給能力(最高出力9kW、供給電力量235kW)を備えており、災害時に電源としての利用が可能。
想い2-人を中心に据えた、ユニバーサルデザインと機能
・不特定多数の利用者が利用するからこそ、「利便性」と「安全・安心」にこだわり、すべての利用者に、「乗ってよかった。また乗りたい」と思われるバスを目指した。
・自動格納機構付き横向きシートにより、居住性を向上(日本初)
・ベビーカーや車いすのスペースに、自動格納機構付き横向きシートを新設。ベビーカーや車いす利用者がいない場合は、一般利用者が座ることができ、居住性を向上。
・バス周辺監視機能により、安全性を向上(日本初)
・車内外に配置した8個の高精細カメラが、バス周囲の歩行者や自転車などの動体を検知し、運転手へ音と画像で知らせる周辺監視機能を搭載し、安全性を向上。
・加速制御により、安全性を向上(日本初)
・モーター走行により変速ショックがないことに加え、急加速を抑制し緩やかな発進を可能とする加速制御機能を採用し、車内で立っている利用者の安全性に配慮した。
・バス停への自動正着制御により、乗降性を向上(日本初)
・路面の誘導線をカメラが検知し、自動操舵と自動減速により、バス停とバスの隙間を約3cm~6cm、バス停車位置から前後約10cmの精度で停車させる自動正着制御を採用。車いすやベビーカーの利用者の乗降性を向上。
ITS コネクトによる、利便性向上
車車間通信や路車間通信により安全運転を支援するITS コネクトに、バス同士の車群走行の支援やバス優先の信号制御(PTPS)を追加したシステムを導入することで、バスの輸送力、速達性や定時性が向上し、利便性が高まる。
デザイン
従来の路線バスに見られる六面体(箱形)から大きく異なる立体的な造形を追求し、前後ランプにLED採用、一目でFCバスとわかる特徴的なデザインとしている。
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