トヨタ、新型プリウスなど4車種をリコール届け出-対象車種は22万台超-
トヨタ自動車は9日午後、プリウスのブレーキに不具合が発生した問題で、「プリウス」及び同社のハイブリッドカーである「SAI(サイ)」「レクサス HS250h」「プリウス PHV(プラグインハイブリッド)」計4車種22万3,068台のリコールを国土交通省に届け出た。
リコール対象車の内訳は、昨年4月20日から今年1月27日までに生産されたプリウスが「19万9,666台」、昨年11月25日から今年2月5日までに生産されたプリウスPHVが「159台」、昨年10月2日から今年2月8日までに生産されたレクサス HS250hが「12,423台」、昨年10月2日から今年2月8日までに生産されたSAIが「10,820台」。
リコールの内容は、ABS(アンチロックブレーキシステム)の制御プログラムが不適切なため、ABS作動完了後の制動力が作動直前の制動力より低下することがある。
そのため、ブレーキをかけている途中に凍結や凹凸路面等を通過してABSが作動すると顕著な空走感や制動遅れを生じることがあり、そのまま一定の踏力でブレーキペダルを保持し続けた場合には運転者の予測より制動停止距離が伸びるおそれがあるというもの。
トヨタでは、全車両の当該制御プログラムを修正する。また、制御プログラム修正までの間の運転時の注意事項をユーザーへ周知するとのこと。なお、プリウス PHV、SAI、レクサス HS250hの3車種については、対策プログラムが準備でき次第、当該制御プログラムを修正する予定だ。
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