日産とパイオニア、プローブ交通情報の相互利用を開始
日産は、日産のカーナビゲーション向けサービス「カーウイングス」が提供する交通情報を活用した最速ルート探索において、プローブ交通情報の充実によるさらなる性能向上を図るため、パイオニアとプローブ交通情報の相互利用を11月より開始した。
今回相互利用する情報は、両社が各々通信機能を利用して車両から収集したプローブ交通情報である。また、相互利用するプローブ交通情報は、日産のカーウイングス会員の車両から収集した走行情報とパイオニアのスマートループ渋滞情報の利用者から収集した走行情報である。
■カーウイングス 「最速ルート探索」
カーウイングスの「最速ルート探索」は、リアルタイム交通情報、予測交通情報、統計交通情報の3つを組み合わせることで、目的地へ最も早く到着するルートを案内するサービスである。 リアルタイム交通情報は、VICS情報のみならず、会員から収集した走行情報を組み合わせて生成した交通情報であり、VICS情報ではカバーできないエリアの交通情報となる。
今回パイオニアの「リアルタイムプローブデータ」を利用することで、交通情報のデータ量が増加し、より正確なルート探索が可能になる。
■パイオニア 「スマートループ渋滞情報」
パイオニアの「スマートループ構想」において中核となるサービス。より正確な交通情報の提供を目的とした「スマートループ渋滞情報」は、オンデマンドVICS情報に加え、全国を走る車両から得られるリアルタイムの情報を専用サーバで収集し、そのデータを基に作成されるバイオニア独自の交通情報で、今回相互活用を予定しているのは、「スマートループ渋滞情報」の元となる利用者の走行履歴データとなる。
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