メルセデス・ベンツ、「Cクラスクーペ」をモデルチェンジ

モダンラグジュアリーを体現したメルセデスクーペの美しいスタイリング

メルセデス・ベンツ 新型Cクラスクーペ
メルセデス・ベンツ 新型Cクラスクーペ

メルセデス・ベンツ日本は、新型「Cクラスクーペ」を3月14日から発売する。

価格(消費税込)は、C 180 クーペ スポーツが547万円、C 180 クーペ スポーツ+が585万円となる。

新型「Cクラスクーペ」は、アルミニウムハイブリッドボディのAピラーより後方を2ドアクーペ用に専用設計したCクラスの全く新しいモデル。最新のメルセデスのデザイン哲学「モダンラグジュアリー」を体現し、フラッグシップモデル「Sクラスクーペ」の流れを汲む最新のメルセデスクーペの一員として生まれ変わった。

デザイン

メルセデス・ベンツ 新型Cクラスクーペ
メルセデス・ベンツ 新型Cクラスクーペメルセデス・ベンツ 新型Cクラスクーペ

「新型Cクラスクーペ」のボディは、メルセデスクーペの伝統的プロポーションである、流れるように美しいルーフライン、そのラインが流れ着く大胆で力強いリアエンドを踏襲した。

フロントセクションは、ダイヤモンドグリルと先代モデルより延長されたボンネットによりスポーティな性格を強調している。

サイドビューは、フロントセクションから低く立ち上がるAピラーと、高い位置を走るベルトラインとサッシュレスドアにより、メルセデスクーペ伝統のプロポーションを形成しながら、真っ直ぐなラインと官能的に配置された面によって、生き生きとした光と影の効果がもたらされる。

特に目を引くのは、クーペ独特のリアホイールアーチの後ろまで長く伸びたドロッピングライン。車高はクーペのスポーティなキャラクターを強調すべく、セダンより25mm低くなっており、18インチおよび19インチのホイールと組み合わせることで、地面を掴むような印象を与える。サイドミラーは、Aピラーではなく、Mercedes-AMG GTなどのスポーツカーのようにドアに備えられている。

リアは、Sクラスクーペを彷彿とさせるデザインを採用し、力強いリアフェンダーがボディの幅を広く見せ安定感を演出している。

なお、全体のデザインディテールには、精悍なスタイリングが特長で先代モデルで人気が高かった「AMGライン」を採用した。

ボディサイズは、先代よりホイールベースを80mm、全長を65mm、全幅を30mm拡大。これにより、運転席、助手席を中心に室内空間に余裕が生まれた。

メルセデス・ベンツはエアロダイナミクスの分野をリードしており、ほぼすべてのセグメントにおいて最高水準のCd値を達成している。新型Cクラスクーペも、ボディ細部にわたる徹底した空力最適化により、Cd値0.26(先代Cクラスクーペ:0.27)というセグメント最高水準の空力特性を実現し、空気抵抗を抑えることで、風切り音を減少させるとともに燃費を向上させた。

室内は高い質感を保ちながらも、スポーティな要素を取り入れている。センターコンソールをはじめ、ドアやリアのサイドパネルを飾る流麗な造形がクーペの性格を強調した。

ダッシュボードとシートの素材にはレザーARTICOを採用し、高級感のあるインテリアを演出。また、新型Cクラスクーペ専用に設計されたスポーツシートは、サポートに優れ、ダイナミックな走行においても快適な乗り心地を実現した。

パワートレイン/シャーシ

メルセデス・ベンツ 新型Cクラスクーペ
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パワートレインは、最高出力156PS/115kW、最大トルク250Nmを発揮する1.6リッター直列4気筒BlueDIRECTターボエンジンに、7速オートマティックトランスミッション「7G-TRONIC PLUS(セブンジートロニックプラス)」を組み合わせた。

サスペンションにはフロントに4リンク式を採用した。4リンク式のメリットは、リンク機構とストラット式スプリングを独立させることで理想的なサスペンションの動きを実現できることにある。キャンバー角のセッティング自由度が向上したことでコーナリング時のグリップが大幅に向上する。リアは、伝統のマルチリンクサスペンションを進化させた5本のリンクによる独立懸架式とし、卓越した直進安定性を実現した。

走行状況に応じてダンパー内のオイル流量を変化させ、減衰力を調整するセレクティブダンピングシステムを備え、通常走行時には快適な乗り心地を提供し、ハードな走行時には最大限の減衰力を発揮する。

さらに、センターコンソールの専用コントローラーを操作するだけで5つのモードからドライバーが望むキャラクターに瞬時にセッティング可能な「ダイナミックセレクト」も標準装備する。選んだモードに応じて、スロットルレスポンスと7G-TRONIC PLUSのシフトスケジュールやステアリング特性などが変化し、快適性や燃費を優先する走りから素早いレスポンスでスポーティなドライビングまで楽しむことができる。

レーダーとカメラによりクルマの周囲を常にモニターし「部分自動運転」を実現

安全面では、すでにCクラスセダン/ステーションワゴンにも導入されている最新鋭の技術が搭載されている。

全モデルに標準装備の「レーダーセーフティパッケージ」をはじめとする安全運転支援システムは、ドライバーの疲れを最小限に抑える快適性が安全なドライブに貢献するという思想に基づき、安全性と快適性を高次元で融合させたもので、メルセデス・ベンツではこれを「インテリジェントドライブ」と総称している。

「インテリジェントドライブ」の土台となっているのが、クルマの周囲ほぼ360°をカバーする複合的なセンサーシステム。フロントウインドウ内側のステレオマルチパーパスカメラは、最大500mの広範囲をモニターするほか、2つのカメラで車両前方約50mの範囲を立体的に捉える。

レーダーセンサーは、フロントおよびリアバンパーに内蔵された25GHzの短距離レーダー計4個、ラジエーターグリル奥の77GHzの中・長距離レーダー1個、リアバンパー中央の25GHzマルチモードレーダー1個の合計6個が搭載されている。

これらのカメラとレーダーから得られたデータをコントロールユニットで融合させ、安全運転支援システムに対応するデータを作成。このデータを高度なアルゴリズムで解析することにより、先行車両、横断車両、後方車両、対向車、歩行者などを検出し、その位置を特定し、状況を判断して、アクセル、ブレーキ、ステアリングを自動でアシストする。

また、ヘッドライトとリアコンビネーションランプの全てにLEDを使用する「LEDハイパフォーマンスヘッドライト&LEDリアコンビネーションランプ」を採用することで、夜間に精悍な表情を作り出し、良好な視認性を確保する。

ユーティリティ

安全性に加え、利便性を向上する装備として、自動操舵・ブレーキ機能により縦列駐車と車庫入れをアシストする「アクティブパーキングアシスト」を標準装備している。トランクスペースは、通常時で400リッター(VDA方式)を確保。さらに、後席分割可倒式機構(40:20:40)によって、バックレストを前方に倒すことができる。

新型Cクラスクーペの「インテリジェントドライブ」に含まれる代表的な機能

メルセデス・ベンツ 新型Cクラスクーペ

ディストロニック・プラス(ステアリングアシスト付)

77GHzおよび25GHzの2種類のレーダーによって先行車を認識し、速度に応じた車間距離を維持します。ステレオマルチパーパスカメラの搭載により、車線のカーブと先行車両を認識し、車間を維持しながらステアリング操作をアシストする機能が追加された。

BASプラス(飛び出し検知機能付ブレーキアシスト・プラス)

77GHzおよび25GHzのレーダーとステレオマルチパーパスカメラで前方を広範囲にモニターし、先行車に加え、前方を横切るクルマや合流してくるクルマ、さらには歩行者などとの衝突の危険性を検知した場合にドライバーにディスプレイ表示と音で警告し、急ブレーキを促す。ドライバーがブレーキを踏んでも踏み込みが弱い場合はブレーキ圧を増幅することで急ブレーキの効果を高める。

PRE-SAFEブレーキ(歩行者検知機能付)

BASプラスの警告にドライバーが反応しない場合、軽いブレーキングでドライバーに警告し、衝突回避をサポートする。同時に衝突時に乗員の最適な姿勢を可能な限り確保するPRE-SAFE機能も作動する。それでもドライバーが反応しない場合、最大のブレーキ力で自動緊急ブレーキが作動。今回、先行車に加え歩行者も検知する機能が追加され、衝突予防安全性が大幅に向上した。

リアCPA(被害軽減ブレーキ付後方衝突警告システム)

リアバンパーのマルチモードレーダーが後方を監視し、車間距離と接近速度から衝突の危険があると判断すると、ハザードランプを素早く点滅させて後続車のドライバーに警告するとともに、ドライバーに危険を知らせ、シートベルトテンショナーなどを起動させる。それでも後続車が十分に減速しない際には自動的にブレーキ圧を高めて自車をロックし、玉突き衝突の回避など二次被害の軽減をサポートする。

アクティブレーンキーピングアシスト

ステレオマルチパーパスカメラが車線を検出し、フロントホイールが走行車線を越えたと判断するとステアリングを断続的に微振動させてドライバーに警告するほか、ESPの制御を利用して片輪に軽い補正ブレーキをかけることで車線内に戻そうとする。今回、大事故となりやすい対向車との衝突を防止する機能が新たに加わった。

アクティブブラインドスポットアシスト

リアバンパー左右のレーダーセンサーにより、車両の斜め後ろのミラーで見えない死角エリアをモニタリングし、そこに車両がいる場合は、ドアミラー内蔵のインジケーターが赤く点滅して注意を喚起する。ドライバーが気づかずにウィンカーを作動させると警告音を発しながらインジケーターが点滅、さらに側面衝突の危険を検知すると、コースを修正するためにブレーキを自動制御して危険回避をサポートする。

月額18,000円からのファイナンスプログラムを用意

「新型Cクラスクーペ」に、新車購入から3年間走行距離無制限の一般保証・メンテナンスサービスと24時間ツーリングサポートを無償提供する総合保証プログラム「メルセデス・ケア」が適用される。さらに、メルセデス・ケア終了後の有償の保証延長プログラムとして、一般保証および24時間ツーリングサポートを2年間延長する「保証プラス」と、4、5年目のメンテナンスサービスにおいて、初回車検時および4年目の点検や定期交換部品、消耗品の交換をパッケージで提供する「メンテナンス プラス」を用意する。

また、ウェルカムプラン(5年タイプ・残価設定型ローン)とメルセデス・ベンツならではのサービスプログラムを組み合わせた月々18,000円からのファイナンスプログラム「まるごとプラン」を用意。手軽なローンに、初回車検を含むメンテナンス費用が組み込まれ、5年間安心してメルセデス・ライフを楽しむことができる。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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