キャンピングカー旅行に連れて行くなら、犬?ネコ?どっち?

犬派が約6割!猫同伴は1割未満

キャンピングカー旅行に連れて行くなら、犬?ネコ?どっち?
キャンピングカー旅行に連れて行くなら、犬?ネコ?どっち?

一般社団法人日本RV協会は、キャンピングカー旅行者のうち、ペット同伴でキャンピングカー旅行をするユーザーがどれくらいいるのか調査した。

その結果、ペット連れ旅行を楽しむ人々は63.1%にも及ぶことが判明した。

また、同伴するペットは犬が圧倒的に多く、旅先で「ドッグラン」のようなペット用施設を見つければ利用する人が76.9%いることもわかった。

【調査概要】

調査地域:全国

調査対象:日本RV協会ホームページ閲覧者

調査手法:Webアンケート

調査時期:2015年12月18日~2016年1月17日

Q.飼っているペットの種類は?(回答数:216)

この調査は、2015年12月18日~2016年1月17日にかけて同協会のホームページに寄せられた約210人のユーザーアンケートを集計したもので、ユーザーが飼っているペットの種類では圧倒的に犬が多かった。

内訳をみると、小型犬が44.4%。大型犬13.0%(計57.4%)となり、近年「猫ブーム」と言われながらも、猫を飼育しているユーザーの率はわずか6%にとどまった。

飼っているペットの種類は?(回答数:216)

Q.キャンピングカーで旅行をする時にペットは連れて行く?(回答数:174)

次に、その犬をキャンピングカー旅行に連れて行く人の比率を調べた。

寄せられた回答を見ると、「必ず連れて行く」と答えた人は51.1%。「5割ぐらいの率で連れて行く」人が6.3%。

「7~8割の率で連れて行く」人が5.7%となり、毎回というわけではないにしても、全体の63.1%の人がキャンピングカー旅行にペットを同伴していることが判明した。

キャンピングカーで旅行をする時にペットは連れて行く?(回答数:174)

Q.キャンピングカーでペット同伴旅行を始めたきっかけは?(回答数:124)

ペット同伴のキャンピングカー旅行を始めた人たちのきっかけについて、アンケートの回答を見ると、「家族の一員として一緒に旅行へ連れて行きたかったから」という回答が46.8%を示して1位になり、今やペットが完全に“家族の一員”という存在になっていることがわかる。

また、ペット同伴旅行を始めたきっかけの2番目には、「ペットと一緒に泊れるホテル、ペンションなどを利用して乗用車で旅行していたが、予約がなかなか取れないなど満足できないことが多かったから」(19.4%)という回答が続き、キャンピングカーがペット同伴旅行に適した乗り物であると認知されている現状が浮かび上がった。

キャンピングカーでペット同伴旅行を始めたきっかけは?(回答数:124)

Q.ペット同伴旅行の際の車種は?(回答数:131)

ペット連れ旅行に使われるキャンピングカーのジャンルとしては、キャブコンが圧倒的に多く(48.1%)、出荷率ではキャブコンと肩を並べるバンコンは、約半分の25.2%にとなった。

この回答から、バンコンと比べたときのキャブコンの居住空間的広さが、やはりペットを収容するときに優れていると評価されている。

ペット同伴旅行の際の車種は?(回答数:131)

Q.移動中のペットの居場所は?(回答数:115)

キャンピングカー旅行に連れて行くなら、犬?ネコ?どっち?

アンケート調査では、車内でペットたちがどのように過ごしているのかを調べた。

移動中のペットの居場所については、45.2%のユーザーが、「飼い主が場所を指定しなくても、ペットの方で勝手に好きな場所を見つけて休んでいる」と答えている。

また、ケージの利用率も高く、「移動中は専用のケージなどに入れておく」と答えた人の率も、21.7%に達した。

移動中のペットの居場所は?(回答数:115)

Q.ペットを散歩させた後の身体の汚れはどうする?(回答数:119)

さらに、ペットを散歩させた後、ペットの体の汚れなどにどう対応しているのかの回答では、「濡らしたタオルなどを使って、体の汚れを拭き取る」(38.7%)、「足だけ拭いて、そのまま車内に入れる」(31.9%)という回答が上位にあがった。

ペットの汚れた体をケアしつつも、それほど神経質になっていない人が多いようだ。

ペットを散歩させた後の身体の汚れはどうする?(回答数:119)

Q.道の駅や高速のサービスエリアのドッグランは利用する?(回答数:121)

高速道路に設置されているドッグラン
高速道路に設置されているドッグラン

また、近年、高速道路のSAや一般道の道の駅などに、ペット用の「ドッグラン」などを設ける施設も増えているが、キャンピングカーユーザーは、これらのペット専用施設を積極的に利用していることが判明した。

調査結果によると、「旅先の休憩所や目的地にドッグランなどのペット用施設があれば、必ず利用する」と答えた人が33.1%。

「6~7割の率で利用する」という人が24.0%。「4~5割の率で利用する」と答えた人は19.8%。

合わせて76.9%のユーザーが、旅先でペット用施設を見つけたときは利用していることが分かった。

道の駅や高速のサービスエリアのドッグランは利用する?(回答数:121)

「ペットは子育てを終えたシニア夫婦の新しい“子供たち”」

キャンピングカー旅行に連れて行くなら、犬?ネコ?どっち?

今回の調査では、キャンピングカーユーザーの間で、いかにペットのいる生活が進んでいるのかということを示す、貴重な情報が寄せられた。

日本ペットフード協会の調査によると、ここ数年日本のペット飼育世帯率は犬が15%程度、猫が10%程度で推移してきたが、日本RV協会の調査によると、犬を飼っているユーザーの比率は57.4%にまで上昇している。

さらに、そのペットと同伴旅行を楽しんでいる人の率は63.1%で、「ペットを飼っていない」(25.9%)と答えた人の2倍以上となった。

このように、キャンピングカーユーザーのペット同伴旅行率が高いのは、乗用車や電車の旅ではなかなか難しかったペットと人間の移動を、キャンピングカーによってそのハードルを低くし、ペットとの宿泊が容易に行えるからだろう。

現在、キャンピングカー旅行で1番多いとされる家族構成は「夫婦2人」といわれており、キャンピングカーは子育てを終えたシニア夫婦が自由に定年後の旅行を楽しむツールとして認知されている。

そのシニア夫婦の旅のお伴を引き受けるのが、親離れしていった子供たちに代わるペットたちなのだ。

ペット連れ旅行を始めたきっかけとして、「家族の一員として一緒に旅行へ連れて行きたかったから」という回答が46.8%で1番の理由に浮上したのは、そのような事情を示していると言えるだろう。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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