VW 新型ゴルフ、「地味なクルマだけど実用車の傑作」とほめる声もやはり課題は価格面【みんなの声を聞いてみた】

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フォルクスワーゲングループジャパンは2021年6月15日(火)、8年ぶりのフルモデルチェンジとなる同社の主力モデル「フォルクスワーゲン ゴルフ」を発売開始した。今モデルで8代目となる新型ゴルフは「デジタル化」「電動化」「ドライバーアシスタンスシステム(先進運転支援機能)」を特に大きく進化させた。ここでは、そんな新型ゴルフについてSNSで挙げられているみんなの声を紹介していく。

目次[開く][閉じる]
  1. 引き継がれるそのフォルムに「面白みは薄いがゴルフらしい」の声
  2. 新型のトピックのデジタル化も評判は今一つ
  3. 新たに搭載されるマイルドハイブリッドには賛否分かれる
  4. 新型ゴルフ1番の懸念点はやはり価格

引き継がれるそのフォルムに「面白みは薄いがゴルフらしい」の声

新型ゴルフは、歴代のフォルクスワーゲン ゴルフらしい力強いボディ後半のフォルム形状を活かしつつも、フロント周りの造形はスリム化され、全体にシャープなラインに進化している。

ボディサイズは全長4295mm×全幅1790mm×全高1475mm、ホイールベース2620mmで、ほぼ先代(7代目)ゴルフと同等に収められ、都市部での取り回しの良さ、室内の広さはそのまま維持された。

これら外観についてSNS上では「正統進化。面白みは薄いがゴルフらしい」「良い意味で古典的。地味なクルマだけど実用車の傑作だと思う」「ゴルフは見た目も含めて目立たないことが価値」と、歴代ゴルフの流れを受け継ぐそのフォルムを評価する声が挙がっている。

一方で一部では「日本向け仕様は全グレード、ホイールがカッコ悪い」「本国と同じホイールで良かったのに」とホイールに関してのみ課題点を挙げる声も。

新型のトピックのデジタル化も評判は今一つ

新型ゴルフの1つの特徴である「デジタル化」では、10.25インチの液晶ディスプレイを用いたデジタルメータークラスター“Digital Cockpit Pro”を全車に標準装備。並びのセンターパネルに液晶ディスプレイの純正インフォテイメントシステムを配置し、一気にデジタルコックピット化が図られた。

インフォテイメントシステムには、オーディオやエアコン操作、さらにライトスイッチも含め、機能に応じてタッチスクリーンやタッチスライダー、集約スイッチなどを効率的に配置した。

さらに、シフトレバーもクリック操作で動かせる小型サイズに変更。全体にシンプルかつ先進的なイメージのデザインのインテリアとなっている。

しかし、そんなデジタル化が進んだインテリア周りについては「デジタル化された操作系が使いづらくてしょうがない」「物理スイッチがなく、運転中にノールックで操作できないのは危ない」「タッチパネルだと触っている感覚が分かりづらい」という不満の声も。

これは新型ゴルフに限った話ではないが、デジタル化の度合によっては他車でも見受けられるコメントで、シンプルなデザインにするのは良いとしつつも、やはり運転に支障が出るほどまでのデジタル化は敬遠されるきらいがある。

新たに搭載されるマイルドハイブリッドには賛否分かれる

新型ゴルフに搭載されるパワートレインは、フォルクスワーゲン初の48Vベルト駆動式スタータージェネレーターとリチウムイオンバッテリーを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムを、直列3気筒 1.0リッターTSIターボエンジン、直列4気筒 1.5リッターTSIターボエンジンにそれぞれ組み合わせ、1.0eTSI(81kW/110PS)および1.5eTSI(110kW/150PS)として導入する。

48Vベルト駆動式スタータージェネレーターはスターター機能に加え、小型電動モーターやジェネレーターとしても使用。発進時にエンジンをサポートする形でトルクを発生させることでスムーズな加速を実現する。特にスタート・ストップの多い街中で効果を発揮させる。

この新しいマイルドハイブリッドについては「試乗の際、変な違和感もなくスムーズに乗れた」「ゴルフといえばディーゼルの印象だったが、マイルドハイブリッドも悪くない」と評価する声が寄せられている。

そんな中「ようやく登場したのにエンジンに魅力がない」「ゴルフだからそれまでといえばしょうがないが、もう少し面白みのあるエンジンが良かった」などの声も一定数見受けられた。

新型ゴルフ1番の懸念点はやはり価格

新型ゴルフは、ボディカラーに全8色を用意。当初は4グレードを展開し、価格(消費税込)は1.0 eTSIの「eTSI Active Basic」が291万6000円~、「eTSI Active」は312万5000円~。1.5 eTSIの「eTSI Style」は370万5000円~、「eTSI R-Line」は375万5000円~となる。

そして今回最も多く挙がっていたのがこの価格面についての声。

「eTSI Activeの見積もりが390万円。オプションなのに強制という、意味の分からないパッケージを複数つけないと乗れない。先代からの乗り換えはないかな」「いくらなんでも値上げしすぎ。数年前のGTIが買える値段」「今回のゴルフはちょっと手が出せない」など、上昇した価格を追及する声が圧倒的に多い。

この辺りは今後のセールスにも響いてきそうなところだが、中にはすでに「今回の新型は苦戦しそうな予感」「いかんせん待たせすぎた。その割に内容が追い付いていない。あっという間に安売りされそう」と予測する声までも挙がっている。

歴代で高い人気を誇り、堅調な売れ行きを記録してきたフォルクスワーゲンの代名詞的モデル「ゴルフ」。その新型もそれに倣うことはできるのか、はたまたそうでないのか。今後の動向に目が離せない。

フォルクスワーゲン/ゴルフ
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新車価格:
341.1万円792.8万円
中古価格:
32万円872.3万円

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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