ジープ ラングラー 2リッターターボ 実燃費レポート|本格SUVの実力を試す!(5/6)
- 筆者: 永田 恵一
ラングラー 実燃費レポート|総合実燃費編
■ラングラー 総合実燃費:10.4km/L
総合実燃費 | カタログ燃費 JC08モード | |
---|---|---|
ラングラー 2リッター ガソリンターボ | 10.4km/L | 11.5km/L |
ランドクルーザープラド 2.8リッター ディーゼル | 11.6km/L | 11.2km/L |
まずラングラーは2リッター ガソリンターボであれば、いいとは言えないにせよ全体的に許容できる燃費で、燃料コストで購入を諦めるクルマではないことが断言できる。
買うなら2リッターガソリンターボがおすすめ
3.6リッターV6との比較に関しては、車重こそそれほど変わらないが2リッター ガソリンターボが優勢ながら、エンジン音が甲高いこともあり3.6リッターV6の方が速さ感はある。人が歩くようなスピードで悪路の急坂を上るようなときには3.6リッターV6の低速トルクの太さも確かに捨てがたい。
しかしラングラーを基本的には舗装路や雪道まで使うという人であれば、燃費と自動車税の金額を決め手に2リッター ガソリンターボを選ぶ方が無難に感じる。
欲をかけば日本仕様にもディーゼルエンジンモデルや2ドアMTが用意されると嬉しい
また筆者はラングラーの2リッター ガソリンターボに1日乗って、ラングラーが大変完成度の高いトヨタ ランドクルーザープラド相手でも方向性が違うということで迷える、「普通に使えるクルマ」に進化していたことに大変驚き、隠れた人気車となっていることも大いに納得した。
それだけにスポーツカーやスーパーカーのように「一度こういうクルマ乗ってみたかった」という人に対してはもし自分に合わなくてもリセールバリューが非常にいいこともあり、勇気を出して一度自分のものにすることを強く勧めたい。
最後にラングラーに注文を付けるとすれば、隠れた人気車といっても大きな数ではないだけに難しいかもしれないが、バリエーションが拡充されればなおいい。具体的にはヨーロッパ仕様にあるディーゼルエンジンや、アメリカ仕様にある2ドアのMTといったマニアックな仕様も加わると、さらに面白いクルマになるように思う。
[筆者:永田 恵一]
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