ジープ ラングラー 2リッターターボ 実燃費レポート|本格SUVの実力を試す!(1/6)
- 筆者: 永田 恵一
ジープ ラングラーの実燃費を徹底検証!
今回の燃費テストでは2017年11月に本国アメリカで登場し、2018年10月の日本導入以来、隠れた人気車となっている本格SUV ジープ ラングラーをテストした。
ジープ ラングラー 2リッター ガソリンターボ 実燃費レポート 目次
起用グレード
グレードは2リッターの4気筒ガソリンターボと、3.6リッター V6が設定される中から、前者の標準グレードとなるアンリミテッドスポーツ(504万3600円、JC08モード燃費11.5km/L)を起用した。
燃費テスト概要
燃費テストは2019年8月19日の午前11時半頃開始し、午後18時半頃帰京するというスケジュールで実施。
天候は曇り一時雨から晴れと目まぐるしく変わり、最高気温は今夏の暑さのピークは過ぎた30度だった。
交通状況は市街地でかなりの混雑に見舞われ、エアコンに加え、市街地ではヘッドライトも点灯する時間帯となった。そのため燃費への負担も小さくなかったと思われる。
なお4WDのモードは2WDの2Hも選べるが、高速道路などでの安定性が向上する4H(4WDの高速ギア)のオートを選択した。
ラングラー 2リッター ガソリンターボ燃費テストの結果は以下の通り
ラングラー 2リッター ガソリンターボ|実燃費 | ラングラー 2リッター ガソリンターボ|カタログ燃費 JC08モード | |
---|---|---|
市街地 | 8.2km/L | 11.5km/L |
郊外路 | 10.7km/L | 11.5km/L |
高速道路 | 12.9km/L | 11.5km/L |
総合 | 10.4km/L | 11.5km/L |
ラングラー2リッター ガソリンターボは、カタログに載るJC08モード燃費も11.5km/Lと悪くないが、実燃費もカタログ燃費に近いものを記録した。
それだけに「アメ車は燃費が悪い」というイメージを大きく覆し、レギュラーガソリン指定ということもあり、十分許容できる燃料コストと言えるだろう。
グレードによっては価格が同じ500万円級ということで過去データがあるトヨタ ランドクルーザープラドの2.8リッター ディーゼルターボと比べてみた。
ラングラー 2リッター ガソリンターボ|実燃費 | ランドクルーザープラド 2.8リッター ディーゼル|実燃費 | |
---|---|---|
市街地 | 8.2km/L | 9.6km/L |
郊外路 | 10.7km/L | 11.9km/L |
高速道路 | 12.9km/L | 14.1km/L |
総合 | 10.4km/L | 11.6km/L |
レギュラーガソリンのラングラーに対し、20円近く安い軽油を使うランドクルーザープラドには燃料コストの面では敵わない。
しかし燃料代をそれほど気にせずに買う人が多いであろうラングラーは、趣味性の強いクルマであるのを考えれば、納得できる燃費とはいえるだろう。
ここからは走行パターンごとの燃費だけでなくクルマの質についても詳細にレポートしていくので、購入を考えている方にはぜひ参考にして欲しい。
>>ラングラー 実燃費レポート|市街地編[次ページへ続く]
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