メルセデス・ベンツ 新型Aクラス 実燃費レポート|A180スタイル 1.4リッター ガソリンターボの実燃費を徹底検証!(4/5)
- 筆者: 永田 恵一
- カメラマン:永田 恵一・小林 岳夫
メルセデス・ベンツ 新型Aクラス A180スタイル 実燃費レポート|高速道路編
■ メルセデス・ベンツ 新型Aクラス A180スタイル 高速道路での実燃費:22.7km/L
A180スタイルは、高速道路では東京湾・アクアラインのトンネルの流れが少し遅めだったというプラス要因もあったにせよ、22.7km/Lという素晴らしい燃費を記録した。
素晴らしい燃費を記録した要因としては市街地、郊外路で挙げた1.4リッター ダウンサイジングターボと7速DCTのマッチングに加え、5ドアハッチバックながら0.25というCd値(空気抵抗係数)の小ささと、アクセルを全閉した際に感じた転がり抵抗の小ささが貢献しているように感じた。
高速道路編では動力性能とACCに代表される運転支援システムの印象をお伝えする。
動力性能は“ほどほどの速さ”という印象
まずA180スタイルの動力性能は、市街地編で書いたように“モリモリとしたトルクの太さ”こそないものの、最高出力136馬力&最大トルク20.4kgm相応の加速感、追い越し加速時などの瞬発力を持ち、“ほどほどの速さ”といったところだ。またエンジンの回転フィールが6000回転ちょっとのレッドゾーンまでシッカリとドイツ車らしく、硬質に回る点にも好感を持った。
なおトップギアの7速での時速100km/h走行時のエンジン回転数は1800~1900回転だった。
運転支援システム・安瀬装備の完成度は“かなり”高い
運転支援システムに関しては、ACCは先行車に対する加減速はスムースかつ4段階から選べる車間距離も適切、レーンキープシステムも高速道路の緩いコーナーにかなり対応するのに加え、高速道路の直線では相当車線の中央をキープしてくれて、完成度は高い。
さらに高速道路でウインカーを出すと、クルマが後方をレーダーで確認し自動で進路変更してくれる機能や、斜め後方の後続車や自転車をウッカリ見落とし進路変更しようとした際には警報やブレーキを使いその方向に生かせないようにする機能もオプションではあるが設定される。安全装備に関しては、Cクラス以上のセダン系と同等のレベルを誇る点も新型Aクラスの大きな魅力だ。
メルセデス・ベンツ 新型Aクラス A180スタイル 実燃費レポート|総合実燃費編
■ メルセデス・ベンツ 新型Aクラス A180スタイル 総合実燃費:17.6km/L
新型Aクラスを買うなら、もう1年待つべき?
新型Aクラスは、Cクラス以上のメルセデス・ベンツで感じる重厚感や“いいクルマだなあ”と感じる面こそ薄いが、燃費の素晴らしさや「Hiメルセデス」のMBUXの可能性、メルセデス・ベンツの高いブランド力などに魅力を感じ、かつ価格に納得できる特に若いユーザーであればそれなりに勧められるモデルに仕上がっていた。
ただし、これまでの経験上各部の熟成が進み、4ドアセダンや4ドアクーペ的なCLAといった派生車も。日本で販売を開始するであろう来年(2020年)に入ってからの方が、より満足度の高い、良い買い物になるように思う。
[筆者:永田 恵一/撮影:永田 恵一・小林 岳夫]
>>メルセデス・ベンツ 新型Aクラス A180スタイル 実燃費レポート|コース概要[次ページへ続く]
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