メルセデス・ベンツ 新型Aクラス 実燃費レポート|A180スタイル 1.4リッター ガソリンターボの実燃費を徹底検証!(3/5)
- 筆者: 永田 恵一
- カメラマン:永田 恵一・小林 岳夫
メルセデス・ベンツ 新型Aクラス A180スタイル 実燃費レポート|郊外路編
■ メルセデス・ベンツ 新型Aクラス A180スタイル 郊外路での実燃費:16.9km/L
A180は郊外路でも16.9km/Lという素晴らしい燃費を記録した。この結果の要因は市街地と同様だろう。郊外路編ではハンドリングと乗り心地を中心にお伝えする。
新型Aクラスのハンドリングに関しては、ハンドル操作に対しクルマが正確に動いてくれる高いライントレース性と腰のあるロール。メルセデス・ベンツらしさを感じた。
乗り心地は“合格”ではない? 今後の改善に期待
新型Aクラスはタイヤのゴム部分が厚い205/60R16という乗り心地に有利なタイヤを履く割には、バックドア回りのボディ剛性に弱さを感じるのが一因なのか、路面の大きな凹凸でショックを受け止めきれずブルっとした硬さを感じるのが少し残念であった。
似た傾向は現行のCクラスやEクラスの初期モデルにもあり、メルセデス・ベンツは生産精度の見直しも含め改良を頻繁に行うメーカーなので、乗り心地に関しては遠くないうちに改善されると思われる。
走行モードは“エコモード”がおすすめ
走行モードは標準的なコンフォートに加え、エコ/スポーツなど個別に調整できるインディビディアルの4つから選べる。
コンフォートを基準にすると、エコはアクセル操作に対するレスポンスがマイルドになり、シフトアップも早めになった。またスポーツはアクセル操作に対するレスポンスがシャープになり、シフトアップのタイミングが高回転になり、ハンドルは若干重くなった。
それぞれテストしてみたが、普通に乗っている分には不便なく燃費も稼げるであろうエコモードを選ぶのがいいだろう。
なおトップギアの7速に入るタイミングは、コンフォートモードだとDレンジで時速90km/h、パドルシフトで時速65km/h、エコモードではDレンジで時速70km/h、パドルシフトではコンフォートモードと同様の時速65km/hだった。
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