メルセデス・ベンツ 新型Aクラス 実燃費レポート|A180スタイル 1.4リッター ガソリンターボの実燃費を徹底検証!(2/5)
- 筆者: 永田 恵一
- カメラマン:永田 恵一・小林 岳夫
メルセデス・ベンツ 新型Aクラス A180スタイル 実燃費レポート|市街地編
■ メルセデス・ベンツ 新型Aクラス A180スタイル 市街地での実燃費:14.4km/L
新型Aクラス A180は市街地で14.4km/Lという「ミドルクラスのガソリン車で、これだけ走れば文句なし」と感じる実燃費を記録した。
これは燃費の向上が意外に難しい技術であるダウンサイジングターボと、伝達効率に優れる7速DCT、アイドリングストップといったデバイスがガッチリと、かみ合った結果と言えるだろう。
市街地編では乗り味に加え、MBUXの印象を中心に報告する。
A180は十分なトルクと乗り心地の良さを兼ね備えたモデル
まず新型Aクラス A180スタイルのドライバビリティ(運転のしやすさ)に関して、A180に搭載されている1.4リッター ターボエンジンはドイツ車に多い、“低回転域からモリモリと太いトルクがある”というタイプではないものの、十分な低速トルクを持っていた。
組み合わされる7速DCTも、筆者が何度かA180に乗った中では個体差なのか、低速域でクラッチがつながる際のギクシャク感を覚えた個体もあったが、今回テストしたA180スタイルは特に問題なく、ドライバビリティには合格点が付けられる。またDCTのギクシャク感というとコインパーキングのロック版を超える際には顕著に感じられたりするのだが、今回のA180スタイルは特に違和感はなかった。
新型Aクラス A180スタイルのアイドリングストップは、停止後ブレーキペダルを踏み足すとアイドリングストップが開始するという、止まりそうで止まらない渋滞や、一時停止などで不必要なアイドリングストップが起きにくいという面で好ましいタイプだ。
エンジン再自動は素早く、セルモーターの音も静かと、フィーリングは良好だ。またアイドリングストップの頻度と時間もテストした日の気候であれば、頻度はほぼ停止するたび、時間もエンジンが再始動することは、ほぼなしと長かった。
新型Aクラスを買うなら、ACCの装着は必須?
停止まで対応する先行車追従型のアダプティブクルーズコントロール(以下ACC)を市街地で使ってみたところ、加減速はスムースで市街地でも運転支援システムとして使える完成度を備えているので、新型Aクラスを買うなら必ず装着をすることを勧めたい。
また電動パーキングブレーキとなっているので、ACCを使っての停止後にアイドリングストップが始まる、ブレーキホールド機能も備えているのだが、ブレーキホールド機能はスイッチによるオンオフではなくブレーキペダルを踏み足すと作動するという点も、なかなか使いやすかった。
1番のハイライトは“MBUX” 今後のアップデートに期待大!
そして筆者が新型Aクラスに1日乗って一番のハイライトと感じたのは、意外にもMBUXであった。具体的に「Hiメルセデス」の後に反応してくれた問い掛けを挙げると、
■「〇〇に行きたい」に対するナビ機能(一般道路で行きたい場合には「一般道で」と加えればOK)
■「もういいや」と言うとカーナビが案内中止になる
■「暑い、寒い」に対するエアコンの温度調整
■「曇りを取りたい」と言えばデフロストが入る、「デフロストオフ」と言うとデフロストが切れる
■テレビ局名、ラジオ局名を言うとそれぞれが切り替わる
といったものがあった。とはいえもちろん反応してくれないこともあり、今回テストした新型Aクラスの場合はMBUXの学習が進んでいたため反応してくれたという面があるにせよ、スマートフォンをはじめとしたデジタル機器に非常に疎い筆者が使っても非常に面白く、機能のアップデートやAIによる言語学習などによる、今後の発展が非常に楽しみになった。
またカーナビもメルセデス・ベンツの場合は、コマンダーを使うものだったためかなり慣れが必要だったが、新型Aクラスのものは画面からのタッチ操作も可能になっており、若干の慣れは要るにせよかなり使いやすいものなった点は高く評価したい。
>>メルセデス・ベンツ 新型Aクラス A180スタイル 実燃費レポート|郊外路編[次ページへ続く]
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