日産 セレナe-POWER燃費レポート│待望のフルハイブリッドを搭載したセレナの実燃費を徹底検証(3/7)
- 筆者: 永田 恵一
日産 セレナe-POWER実燃費レポート|郊外路編
日産セレナe-POWER 郊外路編での実燃費
┗ノーマルモード:17.8km/L│エコモード:19.3km/L
日産 セレナe-POWER|郊外路編 | ||
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車種名 | 実燃費 | パワートレイン |
日産 セレナe-POWER 2WD(FF) | 17.8km/L 19.3km/L(エコモード) | 1.2L/ガソリン |
日産 セレナハイウェイスターVセレクション 2018年2月計測・2WD(FF) | 14.1km/L | 2Lガソリン+マイルドハイブリッド |
トヨタ ヴォクシーハイブリッドZS 2017年7月計測・2WD(FF) | 18.3km/L | 1.8L/ハイブリッド |
ホンダ ステップワゴンスパーダ G・EX Honda SENSING 2017年10月計測・2WD(FF) | 21.1km/L | 2L/ハイブリッド |
セレナe-POWERは、郊外路でも特にエコモードをオンにしているとハイブリッドのミドルハイトミニバンとして及第点といえる燃費を記録することが確認できた。
市街地編、この後の高速道路編で書くようにハイブリッドシステムの完成度は大変高く評価できる。だが、主に乗り心地の質がハイブリッドシステムの質に対して追い付いていない点が残念だった。
その乗り心地はサスペンション自体は特に硬い訳でもなく、タイヤもテストに使ったハイウェイスター同士ではSハイブリッドの16インチに対し、e-POWERは15インチにサイズダウンされ乗り心地は有利なように見える。
しかし、乗ってみると高速道路などのつなぎ目を通過する際には特に不満や問題はないものの、路面のザラザラを拾いがちで、路面が荒れているとゴツゴツ感やドタバタ感を覚え、ハイウェイスター同士だとSハイブリッドにハッキリと劣る。
まあセレナe-POWERの乗り心地は我慢できないほどではなく、凄く悪いというほどではないのだが、300万円を超えるお安いとは言えない価格やハイブリッドシステムの素晴らしさを考えると、簡単にまとめると安っぽく、今後更に改良されることを期待したい。
ハンドリングについては、現行セレナで土台となるプラットホームを三世代、10年以上に渡り改良を重ねながら使っていることもあり、e-POWERも従来モデルのセレナSハイブリッド同様に基本設計の新しいトヨタのヴォクシー三兄弟やホンダ ステップワゴンに比べると床が高く、運転していても重心の高さのようなものを感じるのは否めない。それでも特に良さもない代わりに悪さもなく、問題はないと評価できる。
エコモードをオンにすると働く強めの回生制動は、郊外路では通常の加減速に加え、コーナーに対するスピードの調整をする際にも便利だった。
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