トヨタ エスティマの実燃費をオデッセイ・アルファードと比較!【燃費レポート】(3/6)
- 筆者: 永田 恵一
トヨタ エスティマ 燃費レポート/高速道路編
高速道路編では、動力性能を中心に報告しよう。
高速道路などの本線合流や追い越し加速などでアクセル全開にした際の絶対的な加速力は、トヨタ アルファード&ヴェルファイア、ホンダ オデッセイの2.5リッター級 直4ガソリンエンジン搭載車と比べてもそれほど見劣りはしない。
しかし、エンジンの回り方に雑なところがある点や悪い意味での重さを感じてしまう点、100km/h走行時のエンジン回転数がアルヴェルとオデッセイが1,700rpm程度のところ、エスティマは2,000rpmと若干高いエンジン回転数で走行するシーンが多い点などからエスティマの基本設計が古いことを痛感しまう。
また、高速道路を走っている際の快適性に関しても風切音が気になり、さらに路面が荒れているとロードノイズも大きく、静粛性でも最新のミニバンに比べると見劣りしてしまういうのが正直なところだ。
高速道路での燃費は「14.3km/L」を記録した。
この「14.3km/L」という燃費値は、過去に燃費テストを実施した現行オデッセイの初期型の2.4リッターの「14.3km/L」と同数値であり、さらに現行アルファードの2.5リッターモデルの「13.7km/L」を上回る結果となった。
高速道路での燃費がアルファードに勝ったことは車重や空気抵抗の差を考えれば理解しやすいが、オデッセイと同等だったことはエスティマをテストした際の高速道路における一車線区間の流れが先行車との関係で若干遅かったことはエスティマに幸いしているが、それを差し引いてもエスティマの高速道路での燃費はそれなりに優秀であると評価できる。
トヨタ エスティマ 2.4リッターガソリン(2016年ビッグマイナーチェンジモデル)高速道路における実燃費/14.3km/L
ホンダ オデッセイ 2.4リッターガソリン標準エンジン車(2013年登場モデル)高速道路における実燃費/14.3km/L
トヨタ アルファード 2.5リッターガソリン車(アイドリングストップ付き、2015年登場モデル)高速道路における実燃費/13.7km/L
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